共同戦線 ページ23
ナターシャが見事に乗り移った所で、敵もまた私達に向けて銃を撃ってきた。
｢A、まだいけるか｣
『ああ、まだ全然。そういうそっちはいけるの？』
｢僕もまだやれるさ｣
そう言葉を掛け合った私達は、同時に駆け出した。
キャプテンが盾を投げて数匹倒す。
私は負けじと槍を薙いで同じく倒していく。
途中アイアンマンがやって来てはキャプテンの盾目掛け、リパルサーを撃ち敵の一部を一掃。
また飛び上がって、ビルを這う敵を弾き落としていく。
上からはバートンが空を飛ぶ敵を撃ち落としている。
大型の飛行物体の上ではハルクが暴れ、ソーも加勢している。
装甲の一部をハルクが剥ぎ取り突き刺す、それをムジョルニアで釘を刺すかの様に雷を纏わせ、装甲を打った。
飛行物体は落ち、また一匹と数を減らした。
軍隊が街に襲撃を始めて一時間。
ようやくこちらの軍隊も到着した様で、市民を避難させながら応戦を始めた。
耳に届く銃声が敵のものばかりではなくなっていくのを感じ取れたのだ。
一匹、また一匹と敵を倒してキャプテンの方を向く。
地面に押し付けられ敵に銃を向けられていた。
すかさず私は槍を投げる。
槍は鋭く敵に突き刺さり、何とかキャプテンのピンチを救えた気がする。
｢ありがとう、A｣
キャプテンが起き上がって槍を抜き、私に投げ返してくれた。
『いいんだ、当然の事をしたまでだから』
[キャプテン、マジソンの先42丁目の銀行に市民が大勢閉じ込められてる]
バートンが通信でそう言ってきた。
｢今行く。Aは別の所で敵の対処をしてくれ｣
『了解』
私はキャプテンに指示を出され、別々の方向に足を向けた。
集まっていた所に敵が来ていただけなのか、街中を走るとあまり敵を見掛けない。
空から撃っているだけで満足しているんだろうか、あれは。
とりあえず、逃げ遅れた市民を軍が誘導している様に私も避難を手伝った。
それが終わるとまた走り出す。
と、走った先でアイアンマンが空から落ちてきた。
いや正確には大型の飛行物体を爆破させて落ちてきたと言うべきか。
丁度敵もいたので、また槍を投げて銃を抜き、敵に向けて発砲した。
『トニー！大丈夫か！』
｢これが大丈夫に見えるか｣
『だよな、そうだろうと思った』
突き刺さった槍を抜いて、回しながら相手に打撃を食らわせていく。
そろそろもう二本目の槍も折れてきそうな気さえしてきていた。
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ゆず招き猫(プロフ) - まべさん» ありがとうございます！頑張らせて頂きますね…！！ (2019年7月8日 21時) (
レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
まべ - とっても面白いです！更新頑張ってください！ (2019年7月8日 20時) (レス) id: c2b967cffd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆず招き猫 | 作成日時：2019年6月2日 21時
