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名前を授けて ページ32







『〜♪』


下手な口笛を鳴らしながらぺらぺらぺらと書類を整理していく。


『スティーブンさーん、それ纏めた書類なんで確認おねしゃす』


「ああ。…うわ、あ、ありがと」


何でちょっとスティーブンさんが驚いたかというと。


ツタで一纏めにした書類を渡したからだ。


やっぱ植物便利。使えるとこでは有効活用しないと。


「Aの力は便利だなあ…他に出来ることってあったりする?」


『んー…ガラの悪い輩を目視せずにプチンとかドカンとかベチンとか』


「Aさん、Aさん言ってる事がテキトーな擬音でもそれめちゃくちゃエグいっす」


『わはははは』


笑い事じゃないっすよって真面目に突っ込んでくれる辺り、レオナルド優しい。(違う)


いやまあ実際そんな使い方しかしてないし、ほかはまあ…花屋で水やりとか同タイミングでやってたりしてたなあ。


恐らく他にも用途は増えていくだろう、これから。


『そんくらいですね、まだまだ大した事はできないですよ。俺は』


最後の分の書類を纏めて、スティーブンさんの机の端に置く。


早速ライブラに入ったのはいいものの、果たして昨日まで一般人だった俺が活躍できるのかが少し心配な所だ。


「…そういえばそれ、名前は?」


『はい?』


「だから名前だよ、そのツタの名前」


はて、いきなり何を言い出すかと思えば。


ツタに名前はないのかだって?


今の俺の一言で少し気まづくなったから逸らしたな…?


『…ないっすよ、名前なんて』


当たり前の返答。


やっぱりそうか〜みたいな顔浮かべて笑ってんじゃないよスティーブンさん。


無いものは無いんす。


「だったら僕たちで考えません?Aさんの力の名前。技名とか!」


『おめーはゲーム並に盛り上がってんじゃないよレオナルド』


つーか仕事は仕事。







「薔薇の花言葉って何でしたっけ?」


『んー色々。色とか本数とかで違ってくるし、そもそも薔薇って昔から想い人に気持ちを伝える花だし、ほとんどが恋愛ものなんだよ。

…ところで何で薔薇なんだ』


「だってAさんの一番の武器って薔薇のイバラでしょ?」


『まあ…否定はしないけど』


なんだかんだでレオナルドと名付けについてあーだこーだと言い合い、花言葉から入らないかという話題になった。


薔薇のイバラの様なアレ。


一番の武器という事には確かに否定しない。


あれが一番攻撃力は高いから。





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とーる(プロフ) - ああ俺っ娘大好きですうう、、ありがとうございますうう、、 (3月3日 21時) (レス) @page13 id: 2c1a894765 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 男…?女…?どっち…? でも6ページで養女って書いてあるから女…? (2020年11月7日 17時) (レス) id: 4f6aa0ae22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - リャオトンさん» 読んで頂きありがとうございます(´˘`*)主人公好きですか〜めちゃくちゃ励みになる言葉を頂きました、感謝感激雨霰!引き続き投稿頑張らせてもらいます〜! (2020年4月27日 19時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
リャオトン(プロフ) - めっちゃ好きです!主人公が好きですね〜^ ^投稿頑張ってください! (2020年4月27日 1時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず招き猫 | 作成日時:2019年8月20日 22時

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