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ライブラ5 ページ20

それから、ちょっとずつ作業には慣れていこうと思い、まずは書類まとめをしてくれとスティーブンさんに言われた。


その書類の量が多いのなんの。


けどまあ事務処理的なあれだし仕方ないかと軽く流して黙々と作業を続ける。


「Aさんって意外と手際いいっすよね〜…」


「手癖は悪ィけどな」


レオナルドとザップさんの言い合いは無視して、たまにツタも使いながらそれぞれに分けていく。


いやこういう時でも能力便利だな。


『スティーブンさん、まとめました』


「ああ、助かる」


まとめたものはスティーブンさんに渡す。


この人も仕事を進めるのが早い。


流石だなあと思った。


「…うん、思った以上に早く終わりそうだ。ありがとう、A」


『いやいや、俺得に何もしてないっすよ。ただまとめただけでしたし』


「そうかい、じゃああとはまたゆっくりして置いてくれ」


『あーい』


(気が抜けてる…)


スティーブンさんは苦笑していた。


はて、どうしたんだろうか。


俺はくるりと踵を返してソファに座ってるレオナルドを後ろからぎゅうっと抱き締める。


『レオナルド〜つー事で暇ァ〜』


「うおわっ!いきなり辞めてくださいよ、Aさん!」


抱き着いたままわしゃわしゃと髪を撫でる。


やっぱり柔らかい。


撫で続けていると、ふとクラウスさんが座っているデスクに目を向ける。


デスクの隅っこには、見慣れたものが置いてあった。


『あ、クラウスさん。それもしかして買ってくれたサンスベリアとドラセナっすか?』


レオナルドからぱっと離れ、デスクの隅に置いてある植物二つを眺める。


店にあった時より少し大きくなった気がする。


「その通りだ、A君。あれから大事に育たせて貰っている。お陰で成長速度は順調だ」


『お〜流石プロ、その調子ならクラウスさん花とかもいけそうっすよね』


素直に感想を述べていると、クラウスさんの頬が緩んでいる事に気付く。


笑ってる顔は何とも微笑ましいものだ。


「その内、花の方も生けて見ようと思うのだ。何かいい花があれば教えて貰っても良いだろうか?」


『お、花屋の娘におすすめ聞きますか。いいっすよ、じゃあまずは育てやすいの選ぶんで、買いたくなったら声でも掛けてください』


「うむ」


一通り会話が終わると、俺はレオナルドの所へ戻る。


隣にぽすんと座った。


「…Aさん打ち解けるの早いっすね」


『こーいうのは慣れに任せる方がいいんだぜ』

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とーる(プロフ) - ああ俺っ娘大好きですうう、、ありがとうございますうう、、 (3月3日 21時) (レス) @page13 id: 2c1a894765 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 男…?女…?どっち…? でも6ページで養女って書いてあるから女…? (2020年11月7日 17時) (レス) id: 4f6aa0ae22 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず招き猫(プロフ) - リャオトンさん» 読んで頂きありがとうございます(´˘`*)主人公好きですか〜めちゃくちゃ励みになる言葉を頂きました、感謝感激雨霰!引き続き投稿頑張らせてもらいます〜! (2020年4月27日 19時) (レス) id: 58755f093a (このIDを非表示/違反報告)
リャオトン(プロフ) - めっちゃ好きです!主人公が好きですね〜^ ^投稿頑張ってください! (2020年4月27日 1時) (レス) id: 4ccf657d3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず招き猫 | 作成日時:2019年8月20日 22時

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