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No side
『うぇ〜ん‼︎皆んなが無事でよがっだぁ〜‼︎』
泣きながらかつての後輩2人組にそう語りかけるのは，バビルスが誇る天才芸術家兼美術教師のアリスティド・Aである。
子供達に気を遣って1人で食事を取ろうとしていたバラムの部屋をカルエゴと共に訪れ，せっかくの機会だから高価な酒でも飲んでみようかと思い立ったAだが，現在は大泣きしながらちびちびと酒を飲んでいる。
『イルマ君が飛び出した時…一気に血の気が引いたのを覚えてるわ…あの子にはお説教が必要ね……』
ぐすぐすと泣きながら可愛い生徒を心配するAは，まるで子供のようである。…ただし顔面は涙でぐしょぐしょだが。
シ「ほら先輩，お水飲んで下さい」
『うぅ…ありがど……』
カ「全く…酒は程々にとあれだけ言ったというのに……」
『だって…』
頬を膨らませて俯くAに後輩がさらにため息をついた時，大きな音を立てて部屋の扉が開いた。
「「⁉︎」」
『ん?』
扉を開けた張本人はオペラで，後輩2人組には怒りと妬みを孕んだ視線が向けられている。もはや殺意剥き出しのそれに，たとえ自身らが
オ「…これは一体どういう事ですか」
シ「あぁ…A先輩はお酒に弱くって…しかも見ての通り泣き上戸なんです」
オ「酔ったAも狂おしい程に愛らしいのは問題ありません。しかし…」
カ「ｳﾞｯ」
オ「何故お前達がAのこんなに愛らしい姿を知っているのですか?飲みに行った事があるのですか?何故その場に私を呼ばないのですか呼びなさいすぐに駆けつけます」
ツカツカと2人に歩み寄り，カルエゴの服の袖を引くAの手を引き剥がし，カルエゴの胸ぐらを掴んで前後に揺らすオペラの姿はカツアゲのそれである。
オ「…もしや一夜の過ちなどおかしていないでしょうね?」
カ「……」
……沈黙。
今にも喉元を掻き切られそうな所で，カルエゴはバツが悪そうに視線を逸らして黙り込んでしまった。この場での沈黙は肯定と受け取れる。
オペラの耳と尻尾は垂れ下がり，今にもカルエゴの息の根を止めようとしていた。
オ「…殺す」
カ「フン、殺れるものならな」
シ「わーっ⁉︎待ってください‼︎」
ホテルごと破壊しかねないと考えたバラムは，血相を変えて2人の間に割って入った。昔から2人の仲裁を務める彼は，呆れた様子で2人を落ち着かせた。
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らい(プロフ) - 寝子／猫さん» 分かります!私も1度でいいから本物のモフモフエギーちゃん撫でてみたいです!! (10月1日 16時) (
レス) @page22 id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
寝子／猫 - オペラさんてぇてぇなぁ！！私もエギーちゃん撫でたい！ (10月1日 10時) (レス) @page22 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - 素敵なコメントありがとうございます‼︎自分の作品を好きだと言ってもらえて、とても嬉しいです!これからも更新頑張っていきますので、どうか温かい目で見守っていただけると嬉しいです!はよくっつけもありがとうございます🥰 (9月27日 7時) (レス) @page14 id: c6042b78d1 (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - らいさんの作品凄く好きです…今作が個人的に一番好きな世界観や性格で更新される度に嬉しく癒されてます！大好きです！それでは、最後に…はよくっつけ！ (9月26日 23時) (レス) id: 78f3750f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2023年9月18日 23時
