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「「「「「……」」」」」

アメリ「共闘…というか」
サ「各々でボコボコにしてたな」
アズ「大人って…」
『ほんっと…容赦ないんだから』

目の前に広がる光景はフルボッコにされた魔獣と、涼しい顔でエギーちゃんを囲むオペラ君とシチロウ君である。

オ「A!!」
『グェッ』
オ「しっかり見ていましたか?見ていましたよね?Aも私に惚れ直したのでは?」
『ぐ、ぐるじい……はなじて……』

戻ってくるなり覆い被さるようにして抱きしめられ、持ち前の馬鹿力のせいで息が苦しい。

『…はいはい、カッコイイカッコイイー(棒)』
オ「本当にそう思ってますか?」
『ソーデスネー』

……なんの茶番だ、これ。

『…まぁ、これでやっと終わったみたいね。チャチャッと直すから、みんな離れて……て……!?』

突然眩い光が放たれ、驚いて後ろを振り向けば魔獣が復活していた。

アメリ「ッまだ生きて…ッ」
シ「いやっ、これは……っ」

シ「体中の魔力を凝縮している…!自滅覚悟で全て吐き出すつもりだ!!」
カ「アガレス!!」

アガレス君が地面を大きく凹ませ、その中に急いで子供たちを引き入れる。

この強い光線じゃ地面が焦土になっちゃう……。今ここに居る子供達だけでも守らないと!!

アズ「待って下さい、あの方向は…ッ」
『あ…避難所が…っ』

魔獣の射程圏内には、多くの悪魔が避難している避難所が。子供やお年寄りもいるので、被害は甚大になるはず。

どうにかしようとして子供達が前に出るけれど、誘爆してしまったらあの子達も危ない。

イ「避難所の中へ伝える方法は…!?」
シ「遠すぎる!伝えても逃げる時間が無い…!!」
『それに、きっと混乱するわ……』
イ「そんな…っ、何か魔術は…っ」
シ「イルマくん!!」

シ「…だめだ、間に合わない」
『死んだらもう、治せないの……』

イルマくんの肩に手を置き、説得をすれば絶望するような顔をしたイルマくんに胸が締め付けられる。

だけどだからと言って、無謀な賭けで大切な子供たちの命まで失いたくない。



ロ「いい加減にせんかこのアホ害獣がーーーーッ!!!」
『!?』

ロ「よくもっ、よくもっ!我がレジェンダディの作りし最高の遊園地をっ、僕の庭を荒らしおって!!更に民までも傷つけようというのか!!」

『誰あの子…!?』

声の主は避難所とは反対方向にいる少年だった。魔獣の向く方向が一気にその子へと変わった。避難所への被害は免れたけど…このままじゃあの子が……っ

ロ「さあっ僕を見ろーーーっ!!」

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らい(プロフ) - 寝子/猫さん» 分かります!私も1度でいいから本物のモフモフエギーちゃん撫でてみたいです!! (10月1日 16時) (レス) @page22 id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - オペラさんてぇてぇなぁ!!私もエギーちゃん撫でたい! (10月1日 10時) (レス) @page22 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - 素敵なコメントありがとうございます‼︎自分の作品を好きだと言ってもらえて、とても嬉しいです!これからも更新頑張っていきますので、どうか温かい目で見守っていただけると嬉しいです!はよくっつけもありがとうございます🥰 (9月27日 7時) (レス) @page14 id: c6042b78d1 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - らいさんの作品凄く好きです…今作が個人的に一番好きな世界観や性格で更新される度に嬉しく癒されてます!大好きです!それでは、最後に…はよくっつけ! (9月26日 23時) (レス) id: 78f3750f7e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らい | 作成日時:2023年9月18日 23時

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