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ジ「…これでいっか」
『待ちなさい今何を撮った?』
アスモデウス君から送られてくるイルマ君の写真を眺めていると、シャッター音が聞こえた。
後ろを振り返れば、真顔でス魔ホを構える少年たち。…割と真剣な顔をしている。
リ「だって、イルマ君に対抗出来るのはAちゃん先生の笑顔くらいだよ‼︎」
ジ「そうだそうだ!カルエゴ先生の陰湿な笑顔じゃ対抗出来ねぇよ‼︎」
カ「あ"?」
火に油ってこの事よね…。
遊園地グッズを外しながらため息をついていると、子供達が先ほど一緒に遊んでいたヤンチャなお兄さんにアドバイスを求めていた。
ジ「アニキ!おすすめの遊び場教えて下さい‼︎」
リ「他のチームが行ってなくて〜なんか穴場っぽいところとか〜…」
リ「おっ、ここは⁉︎カララギ通り」
ア「ん〜そこはぁ…」
「『やめとけ/やめなさい』」
カ「ウォルターパークは元々、悪周期の悪魔たちのストレスを発散する為に作られた。故に…」
カ「残っているんだよ、当時の"悪道"が。血で血を洗い、違法な魔具を取引していた裏通りがな」
『羽をもがれたくなかったら、絶対にそこだけは近づいちゃだめよ。……分かった?』
ジ「…分かったけど…正直先生の頭の花が気になって全然怖くな…い"だだだだ‼︎」
あ、お花も付いてたんだ…これは後でまた回収しなきゃね。
カルエゴ君に頭をギリギリと掴まれている少年2人をよそに、先ほどからずっと送られ続けている写真をカイム君と共に眺める。
カムイ「それにしても…止まりませんなぁ…写真……」
『そうね…すごく可愛いわ……』
カムイ「おや、何を言いますやらA女史!貴女も美しく可憐でセクシーですぞ‼︎」
『あら嬉しい!ちゅーしたげよっか?』
カムイ「ふぉおおおおおお‼︎」
カ「…先輩、お願いですから男子生徒を刺激しないで下さい」
『え?』
生徒に褒められて浮かれていると、片手で頭を抱えるカルエゴ君にそう言われた。
『私、何かまずい事でもしちゃったかしら?』
カ「…あまり男子生徒には親しくしない方が良いかと。
『あー…うん、大丈夫よ!バレなきゃ犯罪じゃないってよく言うでしょう?』
カ「はぁ…」
さらに頭を抱えたカルエゴ君の顔を覗き込んでいると、子供達に肩を叩かれた。どうしたのだろう、と思いながら振り返れば、割と真剣な顔つきで質問が投げかけられた。
リ「あのさ、Aちゃん先生とオペラさんって、本当に付き合ってないの?」
『へ?』
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らい(プロフ) - 寝子/猫さん» 分かります!私も1度でいいから本物のモフモフエギーちゃん撫でてみたいです!! (10月1日 16時) (レス) @page22 id: 686171bb39 (このIDを非表示/違反報告)
寝子/猫 - オペラさんてぇてぇなぁ!!私もエギーちゃん撫でたい! (10月1日 10時) (レス) @page22 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
らい(プロフ) - 素敵なコメントありがとうございます‼︎自分の作品を好きだと言ってもらえて、とても嬉しいです!これからも更新頑張っていきますので、どうか温かい目で見守っていただけると嬉しいです!はよくっつけもありがとうございます🥰 (9月27日 7時) (レス) @page14 id: c6042b78d1 (このIDを非表示/違反報告)
蓬(プロフ) - らいさんの作品凄く好きです…今作が個人的に一番好きな世界観や性格で更新される度に嬉しく癒されてます!大好きです!それでは、最後に…はよくっつけ! (9月26日 23時) (レス) id: 78f3750f7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らい | 作成日時:2023年9月18日 23時