一泡吹かせる37回戦 ページ39
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「だから何？」
私が言っても、有栖ちゃんはヘラヘラと笑う。
「Aちゃんみたいな心が綺麗な人には分かんないと思う。
でも、最高だよ？
自分のせいで不幸になる人とかさぁ、
こっちはたくさんプレゼント貰っちゃうし、
まぁ、全部売っちゃうんだけどね♡」
有栖ちゃんが楽しそうに語る。
何でこんなことが言えるんだろう。
怖い。
『悪いけど、私も千冬も有栖ちゃんにとってそんなに都合のいい人じゃないんだよ！
私は千冬が好き！
有栖ちゃんがどんだけ邪魔してこようと関係ない！
私の気持ちは変わんない。折れない。』
「どーせ無理だよ、Aちゃんには。
だって、ずっと近くにいたのにさ、
私みたいなやつがちょっと告白しただけで、OKしてくれたんだよ？
そんな奴にも勝てないのに…？
それにAちゃんの気持ちは変わんなくても千冬くん次第じゃん。」
『そんなのっ…！！』
否定しようとした。
それでも、有栖ちゃんが言ったことは紛れもない事実で。
私がずっと想ってきたのに、それに千冬は気付かない。
有栖ちゃんがフラれても、同じことが起こるかもしれない。
ずっとそばにいたのに、幼馴染っていう関係が変わらないのは、
もう千冬に好きになってもらうことなんてできないのかも…。
もし千冬に好きな人ができたら、私は諦めなきゃいけない。
『その通りだ…。』
薄々ずっと分かってたこと。
それを有栖ちゃんに指摘されて悔しかった。
私は扉を乱暴に開けると、有栖ちゃんを残して走った。
視界がぼやける。
『わっ！ごめんなさ…』
「ってぇ…。あ？」
絶対に人に会いたくなかったのに、誰かにぶつかってしまった。
謝って、すぐに脇を通り過ぎようとした。
「Aか…？」
『ば、じさん？』
聞きなれた声だと思い、上を見れば場地さんが私の腕をつかんでいた。
滅多に見ない場地さんの心配そうな顔が目の前にある。
「何があった？」
必死にためていた涙がボロボロと零れ落ちた。
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何書きたいか迷走し始めた作者。(定期)
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むーこ - 場地さんのイケメンが炸裂しまくっている、、、、！悪女ちゃんまで幸せにできる夢主ちゃん、最高です！ (12月29日 18時) (
レス) @page50 id: 612ac16389 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 場地さんがカッコ良すぎる！好きな人の恋愛相談乗るのきついでしょ（知らんけど）まじイケメン...千冬は笑えるw (2023年2月25日 10時) (レス) @page50 id: 2307c0fefd (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 月夜さん» いや、本当それなです…。場地さんマジでカッコよすぎて死にますね…。コメントありがとうございます！ (2022年3月31日 20時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - 場地さんがイケメン過ぎて死ぬ (2022年3月31日 13時) (レス) @page49 id: 85781a1d6e (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - 東リベ推しさん» コメントありがとうございます！場地さんにはイケメンでいて欲しいという作者の希望です。笑 (2022年3月28日 17時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこれーと
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時：2021年8月29日 20時
