【2j3j】俺の姫は俺より大人【fw】

Episode4 ページ5

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「帰ってきちゃ………」








日付が変わった頃、音を立てないように慎重に家に入る。
今日は忙しくていつもより帰るのが遅くなった。
部屋が暗いし、やっぱりAちゃんは寝ちゃったみたい。








【不破くんお疲れ様。明日は会社に早く行かなきゃいけないから、先に寝るね。ごめん！ご飯冷蔵庫入ってるから温めて食べてね。A】








電気をつけると、テーブルの上にあるメモ。
勝手に寝ちゃってもええのに、優しいなAちゃんは。
可愛らしい文字が並ぶメモに思わず笑みがこぼれる。









「いただきます」








…うんま。
出来立て食べたいし、何ならAちゃんと食べれたらもっとうまいけど。
Aちゃんの作るご飯は仕事の疲れを吹っ飛ばす。


でも寂しいし、食べてさっさと風呂入って姫の寝顔拝も。








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「んん…はぁ…かわええ。一生愛す」









自分が相当キモいことは自覚済み。
けど、普段は大人っぽいAちゃんは寝るとちょっと子供っぽくなるから、見慣れることは無く、一生可愛い。
ご飯で吹っ飛んだ疲れがさらに吹っ飛ぶ。
起こさないようにそっとベッドに入った。


ホンマにさっきは大胆な事してくれたな。
俺もやられっぱなしの予定はあらへんからな。
そんなことを思いながら、俺に背を向けて眠るAちゃんの腰に腕を回す。









「んふ、姫も寂しかったん？」


『んん……』









すると、Aちゃんが俺の方に体を向けた。
寝てんのに分かるんかなぁ。可愛い。
俺も今度は正面からAちゃんを抱き寄せる。


俺の、俺だけのAちゃん。


ホストやから、ずっと傍にはおれんかもしれんけど。
愛すのはずっとAちゃんだけやから。









「おやすみ」









頬に軽くキスをすると、俺も瞼を閉じた。










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昨日公開して今日見たら、総合1位ってあってビビり散らかしました。
マジでありがとうございます。
にじフェスに行けなくて残念ですが、めちゃくちゃ嬉しかったです。










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