【2j3j】唐辛子だけど甘いんです【akn】

◇証拠隠滅 ページ44

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『やっぱり、1人で寝るには広すぎるんだよなぁ…』








いつもは明那と2人で寝るベッド。
今日は1人だから、すごく大きく見えてちょっと寂しい。


ベッドに寝転がって、布団を被って。
目を瞑ってみるも全く寝れそうにない。









「Aちゃん、おやすみ」









少し甘い声で、そう言って私を抱きしめて来る明那は今日はいなくて。
…いや、1日くらい大丈夫でしょーが！
そう頭で思って見るも、やっぱり私は寂しいらしい。









『わー、もう寝れない！』









私、こんなに寂しがり屋だった？
あっちは今、黛くんと不破くんと楽しんでるんだろーな。
私が寝れないの、明那のせいだし。
そう一方的なことを都合よく思う。


私はガラッとクローゼットを開けると、明那のパーカーを引っ張り出した。








『やっぱちょっと大きい…』








身長も高いわけじゃないし、明那は小柄な方だと思う。
それでも着てみたパーカーは若干大きくて。
明那の香りがふわりと鼻をくすぐった。


明那が私の事ぎゅーぎゅー抱きしめて来るせいで、私もそれがないと眠れなくなっちゃったじゃん。









朝、起きて脱いでおけば証拠隠滅。









そう思って、私は気が付いたら寝てしまっていた。









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◆離さへん→←◆俺の服…

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