両想い*9 ページ10
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『してくれないんならもういいよーだ、勉強戻ろ戻ろ』
恥ずかしすぎることを言ったのに、それを可笑しそうに笑う千冬。
少し不貞腐れた私はまた勉強に戻ろうとした。
「拗ねてるんですか?かわい」
『はぁ?んなわけ…』
すると、千冬がまたそんなことを言ってくる。
折角人が柄にもないこと頑張って言ったのに…!
私は参考書から顔を上げ、千冬に文句でも言ってやろうとした。
刹那ここぞとばかりに千冬に口を塞がれた。
よって、言葉を続けることは叶わない。
『ちょ、ちふっ……』
「Aさんにお願いされてしないわけねぇじゃん」
千冬は嬉しそうに笑うと、また唇を重ねてきた。
何だコイツ。こんなのどこで習ってきた。
今までとは比べ物にならないくらい長いキス。
苦しくなって千冬の胸版をトントン叩いてもビクともしない。
『んっ…!』
体重をかけられた私の身体はゆっくり後ろに倒れていく。
持っていたシャーペンは奪われて、指を絡めて手を握られる。
それと同時に、触れ合わせている唇から千冬は舌を少し出すと、私の唇をペロッと舐めた。
突然の事で驚いた私は閉じていた目を咄嗟に開ける。
「Aさん、口開けて…」
蕩けてしまいそうなほど甘い顔をした千冬と目が合う。
訳も分からず少し口を開けると、千冬は目を細めまた唇を合わせた。
途端、口の中にぬるっとした何かが入ってくる。
千冬の舌…!?
そう理解したと同時に、そのまま舌を絡められた。
「ん…はっ…」
『ちふ、ゆ…』
触れるだけだったキスが次第に深いものに変わり、熱い吐息が漏れる。
…キス魔はどっちだよ。
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ミルメーク味雪見だいふく - す、好き!めっちゃニヤニヤしちゃいました!(^ω^) (2022年4月12日 21時) (レス) @page23 id: c9a330a0be (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - しらたまさんさん» コメントありがとうございます!こちらも書いていてすごく楽しい作品でした!他のも頑張ります! (2022年3月19日 11時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
しらたまさん - めちゃくちゃキュンキュンする小説だったぁ、、、最後とかもう、、あんまりよく読めなかったから内容が入ってこなかった(←キスとかでもめっちゃくちゃ照れる人)千冬くん可愛かったです!他の小説も頑張ってください! (2022年3月19日 2時) (レス) @page24 id: f9785f1ea6 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこれーと(プロフ) - とちこさん» コメントありがとうございます!終わり方下手くそで申し訳ない…(笑)年下って感じですよね千冬はもう!ここまで読んでくださってありがとうございました! (2022年2月28日 17時) (レス) id: 64be1a2e2a (このIDを非表示/違反報告)
とちこ(プロフ) - 完結おめでとうございます😭💕もう終始キュンキュンしっぱなしで大好きでした🥰やっぱり年下千冬いいですね! (2022年2月28日 17時) (レス) @page24 id: e53e09d499 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちょこれーと | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/64be1a2e2a1/
作成日時:2022年1月22日 20時