東卍の姫が悪女らしいので何とかしたい。【東京リベンジャーズ】

13、何ですかコレ ページ13

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『ただいま…って、あれ？』





「お邪魔してるぞ〜」





「Aじゃん！やっほ〜！」





「半ば強制入られた。」






学校から帰ると、なぜかマイキーくんとドラケンくんがいた。


お兄ちゃんが逆らえないってよっぽどだなぁ。笑






『こんにちは。何もないですけどゆっくりしてってください〜。』





「Aもこっち来いよ。どら焼き食べる？」





『えっ、あ…いただきます…。』






勉強しようと思ったけど、ニコニコでどら焼きを差し出されるから受け取ってしまった。


ああ…私、お兄ちゃんと千冬以外の男の子には耐性がないのに。


三ツ谷くんの時もドキマギしてたし…。






「うまいだろ！？」




『おいしいです…。』






でも、これはチャンスだ。


エルさんもいないし、マイキーくんに近づけるチャンス。


マイキーくんからもらったどら焼きはとても美味しかった。






「Aちゃんって男苦手か？」





『え…まぁ、否定はできないかもです。』





「場地のせいじゃね？」





『それも否定できないですね。』





「何か文句あるかよ。」






ドラケンくんの言葉にお兄ちゃんが言い返す。


ドラケンくんって見た目怖いけど、優しい所あるよなぁ…。


そして男の子が苦手なのも見事見抜かれた。






「じゃあケンチン！俺ら怖がられてるってこと？」





『いや、慣れてないだけです！怖くはない…かな。』





「なら良かった。」






エルさんがいる時のマイキーくんはちょっと怖かった。


でも、優しく笑う今のマイキーくんは怖くない。


けど、顔が整っている上にパーソナルスペースがバグっているのはやめてほしい。






「Aって可愛いよな。」





『ん”！！』





「今どこから声出た？」





『急でびっくりしただけです…。』






何かデジャブだよ…。


つい変な声が出た。


お兄ちゃんがすごい顔でマイキーくんを睨んでいるけど、見なかったことにしよう。


心臓がバクバクと音を立てる。






『でもマイキーくんってエルさんの彼氏なんじゃないんですか？他の人にそんなこと言っちゃダメでしょ。』





「ああ、エル？別に付き合ってるわけじゃねぇよ？仲もいいし信用はしてるけど、付き合ってはない。」





『そ、そうなんですか。』






ホッとした。


え、ホッとした！？


ええええ？んんん？


何で！？

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