ただの短編集4【wrwrd】

生きたまま貪る rbr ページ21

多分Aは俺から逃げられると思っているのだろう。
でもどんなに遠くにいてもAの匂いが分かる。
僅かなAの呼吸音も心拍音も全て、耳で捉える自信がある。
ほら、ここに。



「み〜つけた」


Aは俺の顔を見るなり小さく悲鳴をあげ、その場から逃げようとする。そんなAの腕を掴み、無理矢理抱き締める。



「カメラ越しで見るよりこうやって生の感触を味わえるの最高やなぁ…。はぁ〜かわええなぁA」


より一層抱き締める力を入れれば苦しそうにもがき始める。そんな姿も愛おしくてたまらない。


「やだっ…嫌だっ…！」


「嫌じゃないやろ。本当は嬉しい癖に」


耳元でそう呟くとAの顔は真っ赤に染まる。
コロコロ変わる表情に何とも言えない感情が込み上がる。
抱き締めるのを辞め、Aをそっと押し倒した。



「なに…するの？」


震えた声でそう尋ねるA。抵抗するのは止めたようだ。俺はそんなAの声を無視して、Aの服のボタンを一つずつ外していく。


「ずっと俺はAの事を見守ってた。どうやったら自分のモノに出来るか考えて…こんなに時が経ってもうたわ。
まぁ、今からAと一つになる訳だし、どうでもええか」


「どうでも良くない…！そんなの…酷すぎる！」


「嘘をつくのはやめた方がええで。そんな事思ってないやろ？さっきも顔真っ赤に染めて、否定しなかった。本当はこうやって乱暴にされるのが好きなんやろ？」


露わになった鎖骨に吸いつけば、甘い声を上げるA。
鎖骨についた鬱血を優しく撫でてやれば、焦ったそうによがる。



「嬉しそうやなぁ、嬉しいよなぁ、A」


「違う…嬉しくなんか…」


フルフルと顔を振って否定するが、身体は正直だ。
そんな所も可愛いくてたまらない。



「……さて、そろそろ食べ頃やなぁ」



すっかり抵抗しなくなったAに俺は覆い被さる。
獣のように貪り尽くす事が出来て、俺は最高やで、A。






＿＿＿＿＿＿

絶賛スランプ中。
スランプになると元々無い語彙力が更に低下する…。
てかめちゃくちゃ気持ち悪い()話になってしまったのでサイレント修正するかもしれません

依存濃度70% tntn→←依存濃度90% kn

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