俺に関わってくれた人へ。 (ページ25)

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side Akito

青「トモ、照史くん～」

大毅のそばでトモと話しとると、聞き覚えのある声。

緑「流星！」

橙「流星！戻ってこれたんやね」

濱ちゃんに車椅子を押してもらって、流星が入ってきた。

まだ、管は取れてへんけど、酸素マスクは取れて、鼻に管が着いとった。

でも、顔色は一段と良くなって、表情も明るかったな。

緑「びっくりしたで、もう、よくなったん？」

青「おん、もう、元気やで。…え、大毅寝とん？驚かせようと思ったのに。な、濱ちゃん」

紫「ほんまやなー、流星、楽しみにしとったもんな(笑)」

起きたらびっくりするやろな。ってみんなで笑いあった。

心なしか、大毅の寝顔もふっと笑った気がした。

緑「あれ、大毅笑った？」

青「どんな夢見てんねん(笑)」

そう思ったのは、俺だけやなかったみたいや。

まだ背中痛いんか、横向いて寝とるから、ほっぺ、むにゅーなってなかなかブサイクやねんけど、ほんまに幸せそうな寝顔やった。

大毅、ほっぺやらかいんよね、むにむに。(笑)

紫「大毅、ほっぺ気持ちいわ～」

青「え、俺も触る！ちょ、車椅子」

緑「俺、押すで。よいしょっ」

青「ほんまやー！気持ちい！(笑)」

こんだけ触られても全く起きひん大毅、すごいよな。

いつまで経っても、子供っぽいとこは、残ってんねんな。

赤「んん、」

緑「あっ起きた！！」

赤「…んやねん、さっきから…って、流星！」

青「ふふっ、ただいま。」

会いたかったでーー、なんて言うて抱きつく大毅。

何故か、濱ちゃんが涙ぐんどったわ。(笑)

赤「ちょ、濱ちゃん、なに泣いてんねん(笑)」

紫「ええ、いや、仲良くてええな！って」

青「なんなん、」

こんな日が続けばって

それが、その時の切実な願い。