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「やっほー翔ちゃん」
久しぶり、と手を振りながらモニターに映っている彼はいつも通りの笑顔だ。
「おはよう、相葉くん。今開けるから」
「はーい」
モニターから彼の姿が消えると同時に寝室からゴソゴソと物音がする。
今、起きたか。昨日は随分とご無沙汰に熱くなってしまった。
ニノはもちろん忙しいし仕事に支障をきたす訳にもいかないから今日が休みと分かっていてお互い愛を交わしたのだ。
「おはよー翔ちゃん、なに？相葉氏？」
「おはよう。そう相葉くん、昨日ニノが呼んだんでしょ。まさか忘れてたの？」
「いや、覚えてたよ。もちろん」
少し弛んでいるTシャツを脱ぎながら「俺が開けるから翔ちゃんはゆっくりしてて」と優しい言葉を残して玄関に向かう。
チラリと見えるその素肌が妙に色っぽく思えて直ぐに返事をするのは躊躇われた。
そのままキッチンに向かいコーヒーの準備をしていると楽しそうな声が聞こえてきた。
「いらっしゃい」
「しょーちゃーん！会いたかったよぉ」
「うおっ」
相変わらず相葉くんの力には適うはずもなくされるがままに抱き締められる。
しかし5秒と経たないうちにニノが相葉くんを引き剥がしてソファーに連れて行った。
「全く油断も隙もあったもんじゃないんだから。いつも言ってるでしょ、相葉氏は力加減出来ないんだから」
「冗談言っちゃって、ホントは俺が抱きついてるのに嫉妬してるくせに」
「そうだよ！当たり前でしょうが」
ソファーに横並びに座る2人がこれまたいつも通りのやり取りをしている。
そんな終わりのないやり取りを中断させる為に人数分のコーヒーを抱えて2人の元に。
「で、本題に入ろうよ。
松潤と大ちゃんの事でしょ？」
「そう、昨日説明した通り。やっぱり大野さんに動いてもらうのが一番だって言うのが俺と翔ちゃんの見解なんだけど」
「……お節介じゃなければ良いんだけど」
一番の心配はそれだ。
男同志という事もあるし、
潤からしたら尊敬する人という見方。
「翔ちゃんってば心配し過ぎ。あの2人だよ？俺らが動かなきゃ自分の気持ちに気付きもしないよ」
確かに俺とニノも出会いは本当に奇跡的だったし、ニノが強く押してくれなかったら今のようにはなっていないだろう。
「じゃあ予定通り、来週のロケの時に」
「え？ロケ？」
なんの事やろ分かっていない俺を他所にバッチリ企んだ目をしているニノと相葉くん。
楽しそうな2人の様子に
この時の俺は笑っていた。
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未翔(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます！待って頂けていたというだけで嬉しいです。 (2021年4月17日 9時) (
レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 更新ありがとうございます。 待ってました！ これからも頑張ってください！ (2021年4月16日 18時) (レス) id: f96e31a6df (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - コメント返しありがとうございます！ 全然ゆっくりで大丈夫です。 その分読み返したりしてます！ 日々の疲れを忘れることが出来感謝です。応援してます！ (2021年3月28日 22時) (レス) id: 3292546019 (このIDを非表示/違反報告)
未翔(プロフ) - 夜月さん» コメントありがとうございます！更新のペースはゆっくりになるかもしれませんがこれからも続けていく予定ですので、これからも宜しくお願いします！ (2021年3月28日 17時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 更新ありがとうございます！いつも楽しく見てました！少しづつでいいのでこれからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2021年3月28日 15時) (レス) id: 3292546019 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未翔
| 作成日時：2020年8月2日 12時
