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話の流れから松本潤の行きつけに行く事になった俺たちはニノのマネージャーである相葉くんの運転で店に向かっている。
車内でも会話が途切れる事はなく、
くだらない話が続いていた。
「俺の事は潤とか呼び捨てで大丈夫なんで」
松本潤をなんと呼べば良いのか悩んでいた俺に気付いた彼が助手席からサラッとそんな事を言う。
「ちょっと潤くん、翔ちゃんに呼び捨てさせるとはワタクシが聞き捨てならないんですけど」
「にーのちゃん。
松潤にヤキモチ焼かないの」
「うっせー相葉氏だってね、誰の許可を得て翔ちゃんって呼んでんのよ」
この2人のいつものやり取りに、ほっこりというか、若干恥ずかしい気もするけど車内の空気が一段と穏やかになった。
相葉くんは持ち前の明るさで先生とも潤とも打ち解けて、潤の事は誰よりも早く松潤と呼んでいる。
先生は普段からそんなに口数が多い方ではないけれど、今は隣に座るニノと戯れて擽ったいのか大きな声で笑ってる。
何とも不思議な空気だが、
何故か俺も妙に落ち着いていた。
「翔さんは和のどういうとこが好きなの？」
潤って案外ストレートに聞くんだ。
そんな事に関心している場合ではないけれど、この手の質問はニノと付き合っている事を相葉くんに報告した瞬間に言われたから免疫は着いている。
車内はいつの間にやら静寂と化していた。
隣で戯れ合っていたはずのニノと先生も、手を止めるどころかその目はしっかりと俺を捉えていた。
「よく分かんないって言ったら納得いかないかもしれないけど、本当に分かんないんだ。ただニノの傍に居たいなって直感的に思った。俺はこの人なしに生きていけない、とも」
本人を見て話すのは照れ臭いなんてものじゃないから、車窓を見ながら時折、潤の真っ直ぐな瞳を見て話していた。
いざ話終えるとその後の空気が怖くて、
また車窓を見つめた。
その時、ふと背中に温もりを感じた。
それは隣に座る彼のハンバーグのような可愛いらしい手の温もりだった。
驚いて彼を見ると、彼は優しく微笑んだ。
「嬉しいこと言ってくれるなぁ翔ちゃんは。でも、俺も翔ちゃんなしじゃ生きていけないし、そんな世界にいたくもないよ」
これがテレビの世界なら芸人から冷やかしの1つでも飛んでくるものだろう。そして、この車内でも。
「もぉ松潤ってば、この甘ったるい空気どうすんの！空気清浄機付けなきゃじゃんかぁ」
「ごめんごめん」と笑う潤に、
俺はニノとまた微笑み合った。
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未翔(プロフ) - 夜月さん» ありがとうございます！待って頂けていたというだけで嬉しいです。 (2021年4月17日 9時) (
レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 更新ありがとうございます。 待ってました！ これからも頑張ってください！ (2021年4月16日 18時) (レス) id: f96e31a6df (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - コメント返しありがとうございます！ 全然ゆっくりで大丈夫です。 その分読み返したりしてます！ 日々の疲れを忘れることが出来感謝です。応援してます！ (2021年3月28日 22時) (レス) id: 3292546019 (このIDを非表示/違反報告)
未翔(プロフ) - 夜月さん» コメントありがとうございます！更新のペースはゆっくりになるかもしれませんがこれからも続けていく予定ですので、これからも宜しくお願いします！ (2021年3月28日 17時) (レス) id: b3cb87418b (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 更新ありがとうございます！いつも楽しく見てました！少しづつでいいのでこれからも更新楽しみにしてます！頑張ってください！！ (2021年3月28日 15時) (レス) id: 3292546019 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未翔
| 作成日時：2020年8月2日 12時
