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惜しくもジョングクとは同じクラスにはなれなかった。2年生が始まるその日ショックを受けたのは私だけでなく、以前彼と一緒のクラスだった子達も同じ気持ちだろう。物事はそう上手くはいかないらしい
『え、』
クラス替えと2年生になった事以外は昨年となんら変わらなかった生活も、少しの変化があった。これをそう呼んでいいのかは分からないかったが私はそう呼ぶことにする。
｢っ.....!!｣
『.....』
職員室に行こうと下駄箱の前を歩いてるとそこには上履きを握り締めながら今にも溢れてきそうな涙を必死に堪えるジョングクがいたのだ。その姿を見て、どうしたらいいのか分からず足を止めてしまった。
私の気配に気づいたジョングクは目を丸めたあと、ダサいから見ないでと私にいつもの笑顔を見せた。なんで泣いてるの、何か悲しいことがあったの。たくさんの疑問が音になることは無かった。静かになった空間で鼻声のまま彼は、また明日ねと私に背を向けたのだった。
『ジョングク...』
私のタイミングの悪さは相当だ。
▽
｢おっはよー、A｣
『お、おはよう』
学校最寄りの駅を出るとジョングクが後ろから肩を叩いてきた。昨日のこともあってか私は少し驚いたが、彼はなにも無かったとでも言うように爽やかだった。この時の私には聞く勇気もなく、普段通りジョングクと接することにした
『そっちって今体育なにやってるの？』
｢んーと、テニスしてる。そっちは？｣
『バドミントン！先生が強くて誰一人勝てないよ』
｢あ、でた、体育ガチ勢の先生でしょそれ｣
体育の先生なんだから、ガチ勢なのかもねと笑ったらそれもそうかとジョングクも笑った。私のペースで歩いてくれてるのか普段より歩くのが遅い気がする。長い足の歩幅も小さい。
『先に行ってもいいんだよ？』
｢一緒にいこうよ｣
昨日の彼はなんだったんだ。同じ人だとは思えないくらい今日は陽気に見えた
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Labia(プロフ) - １ちゃんさん» ありがとうございます。 更新致しましたので、是非見ていってください^ ^ (2020年8月18日 19時) (
レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
１ちゃん - あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"（泣）更新楽しみにしてます…（泣） (2020年8月13日 7時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - 1チャンさん» ありがとうございます！もっと1チャンさんをそのような気持ちにできるよう書いていきますね...！更新お待たせしないよう、頑張っていきます^ ^ これからも、『おやすみわたしの愛しき太陽』をよろしくお願いします！ (2020年7月13日 19時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
1チャン - Labiaさん» 読んでいてとても心が綺麗な気持ちになります（泣）更新楽しみにしてます！ (2020年7月12日 14時) (レス) id: 43879a9f7a (このIDを非表示/違反報告)
Labia(プロフ) - なむさんさん» 文章が綺麗...嬉しすぎるお言葉ですね(;_;)私がお話を作るにあたって意識している部分です。素敵な作品と言っていただいて恐縮です！私の想像で出来上がった物語ですか更に素敵な作品だったと思っていただけるように頑張ります！素晴らしいコメントありがとうございます (2020年6月14日 2時) (レス) id: d89ca10c87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：iris | 作成日時：2020年5月13日 6時
