プリムラ ページ38
#Yuri
僕が家に帰ると
僕の大好きな人がいて
侑｢なにしてんの？｣
また冷たくしちゃって
ぐるぐるして
｢だ、だからね、侑李……｣
侑｢部屋、あがる？｣
｢え？いいの？｣
侑｢うん｣
｢じゃあ、お、おじゃまします｣
幼稚園児のとき以来初めて
紅を僕の家に招き入れた
すっごい緊張したけど
紅が僕の家にいる
それだけで
最高の誕生日になった
母｢あら紅ちゃん！久しぶり｣
｢突然おじゃましてすみません……
用が済んだらすぐ帰ります
侑李も私がいたら迷惑だろうし｣
別に、迷惑とか言ったことないじゃん
侑｢紅、僕の部屋行こ｣
｢う、うん｣
侑｢で、何のよう？
なんか今日紅変だよ、いつもみたいな元気ないし｣
｢あのね、侑李
あの、誕生日おめでとう！｣
侑｢へ？｣
｢だから、おめでとう｣
侑｢ありがと……
でも、なんで急に？｣
僕たち毎年お互いの誕生日お祝いしてなかったよね？
｢今日はもう1個、侑李に言いたいことがあって｣
侑｢なに？｣
｢……好きです｣
侑｢は？｣
｢だから、好きなの！侑李が
付き合ってください｣
侑｢え？は？で、でも……｣
｢でも、なに？渚と付き合うの？てかもう付き合ってるの？｣
侑｢な、なんでなぎ？｣
｢だって、渚と仲良いし、いつも話してるし
いつも放課後出かけてるし、侑李、渚には優しいし｣
侑｢違うよ、なぎにはいつも相談してたの
紅と付き合うにはどうしたらいいかなって｣
｢へ？｣
侑｢だから、僕も紅のこと、嫌いでは、ないけど｣
｢……やばいやばいどーしよ
侑李に好きって言われた！！｣
侑｢だから別に、好きなんて、言ってない
ま、まぁ？付き合ってあげても、いいけど？｣
｢うん！｣
――――――――――
プリムラ
｢青春の恋｣ ｢青春の始まりと悲しみ｣
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作者名：あじゅ | 作成日時：2018年4月15日 14時
