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選手控え室で準備を終え、外に出て他のスタッフと話をしているとこはぜ屋のみなさんが来ているのが見えたので近づく
｢おはようございます｣
｢あ、おはようございます｣
｢今日は来てくれてありがとうございます｣
｢茂木選手、調子どうですか？｣
｢いつも通りです｣
宮沢さんと話をしていると、あけみさんが割って入る
｢ねえ、茂木ちゃん陸王履いてくれるよね！？｣
｢あー、それは、なんとも…｣
今朝R�兇鰺�いていた裕人を思い出して言葉を濁す
｢本当は知ってるんやないの！？｣
責められるようにそう言われ困っているとスタッフから｢Aさーん！｣と呼ばれた
｢すみません。失礼します｣
助かった、と思いつつみんなから距離をとる
｢もうすぐ選手バス到着するみたいです｣
｢そうですか｣
と話していると、バスがやってきた
一番最初に降りてきたのは直で、歓声に手を挙げて答えていた
そんな直を心配そうに見ていると、目が合い、大丈夫というように笑みを浮かべた
すれ違う時に直が少し私の手に触れたが、その手が熱いような気がして直を振り返る
大地side
｢あれ｣
｢どうした？｣
｢いや、なんでもない｣
今一瞬毛塚とAさんの手が触れたように見えた気がした
すれ違ったあともAさんが毛塚の後ろ姿をずっと見つめていたし、あの２人ってなにかあるのかな、と直感的に思った
それにあの２人が対峙した時のなんとも言えない空気感も気になった
そんなことを考えているとどこからか｢あの赤いジャージが毛塚直之？｣という声が聞こえてきて、前に駅までAさんを送って行った時に直という人からメッセージが来ていたことを思い出した
｢毛塚直之だから直…いや、考えすぎかな…｣
一人でぶつぶつ言ってると｢大丈夫、絶対茂木ちゃん陸王履いてる！｣というあけみさんの声が聞こえてきて、考えることをやめた
名前side
バスから降りてきた裕人は先程と変わらずR�桐�いていた
｢裕人、靴決まったんだ｣
そう言うと裕人は｢いや…｣と言って立ち止まる
｢裕人？｣
すると裕人は階段のところに座り込み、靴紐を解く
鞄の中から陸王を取り出すと、それに履き替える
｢靴紐、結んでくれる？｣
｢もちろん｣
そう言って私は笑顔で靴紐を結ぶ
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れな(プロフ) - ゆうにゃさん» ありがとうございます！ゆっくりな更新になってしまうと思いますが、これからもよろしくお願いします！ (2018年1月13日 21時) (
レス) id: 607cd69f3f (このIDを非表示/違反報告)
ゆうにゃ(プロフ) - すごく面白いです！続きが楽しみです！更新大変だと思いますが、応援してます！ (2018年1月4日 0時) (レス) id: 76af58504e (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 陸王最終回号泣さん» コメントありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2017年12月30日 17時) (レス) id: 607cd69f3f (このIDを非表示/違反報告)
陸王最終回号泣 - めっちゃ面白いです これからも更新楽しみにしています！ (2017年12月28日 13時) (レス) id: 537ffb3acd (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - ぽんすさん» コメントありがとうございます！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！ (2017年12月28日 12時) (レス) id: 607cd69f3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2017年12月11日 3時
