三角関係【及川徹】 (ページ11)

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8話ページ11

凄すぎて声も出なかった

もちろん青葉城西の人達もとーるのサーブも

素人目で見ても強いってことはわかった

でも、それ以上に驚いたのは

烏野の小さい子

高いジャンプ

素早い動き

そして……

目をつぶって打ったボール

その子のボールで試合が終わった

青葉城西は負けてしまった

『おつかれとーる』

及「ごめんね。負けちゃった。かっこいい所見せてあげるって言ったのに」

『何言ってんのさ』

私から見たら全然

『充分かっこよかったよ！大丈夫！大会では、最初からとーるがいる』

今回は遅れたからこーゆー結果になっただけだから

『大会。応援行くから！頑張ってね』

及「うん。ありがと」

『じゃあ、ばいばい』

とーるは手を振ってくれた

それはいつもと同じように見えるけど

少し落ち込んでるようにも見えた