俺の片割れはどこですか？【御幸一也】 (ページ2)

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1話ページ2

御「俺さAのボールずっと受けてたい」

『……いきなりなにいってんだよ一也』

御「これから先色んな奴の球受けると思うけどお前以上に組みたいと思うやついんのかなーって思ってさ」

『高校に入ったら俺よりすごいピッチャーなんていくらでもいるよ』

御「お前はまたそう言って『でもさ

一也が高校に入ってもまだそう思ってくれてるなら俺も一也に受けてもらいたい』

『なんたって最強バッテリーだしな』

「…」

何も返事がないので一也の方を向くと

頬を少し赤らめて嬉しそうに笑っていた

俺に向けるにはもったいないくらいの笑顔で

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「Aくん」

ふと名前が呼ばれて顔を上げると学級委員長の伊藤さんがいた

伊「次の授業、移移動教室だよ」

教室を見渡すと俺達2人しか残っていなかった

『あー、起こしてくれてありがとう伊藤さん』

「せっかくだし一緒に行こう」

『うん』

起こしてもらったのに適当な返事になってしまった

けれど、そんなことどうでもいいくらい俺は夢のことで頭がいっぱいだった