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8話 ≪真選組は案外、暇な職業らしい。≫ ページ9



稽古をつけて3ヶ月


銀ちゃんと互角レベルになるまで
私は成長できた

銀「ちょいちょいAちゃん!?
  君の前世は武将か何か!?」

あ「分からない!
  だけど、何か身体が動くの!」



≪真選組は案外、暇な職業らしい。≫


あ「ふー、あっちー!」

新「Aちゃん凄いですね
  この数カ月で銀さんと互角とは
  はい、どうぞ」

水が入ったコップ渡してくる
本当に新八は気が利くな

あ「ありがとう」

一気に飲み干す

神「これでAも一人前ネ!」

銀「いや、まだだ」

あ「え?」

銀ちゃんは一息大きく吐くと

銀「Aはまだだ」

そう強く言った

その銀ちゃんの言葉が深く胸に突き刺さる

何がまだ?
もう、銀ちゃんとは互角くらい
それに覚悟も決めてる

あ「何が、まだなの?」

銀「全部だ」

あ「っ訳わかんないっ!!」

バッ

新「Aちゃん!」

神「A!」

二人の呼ぶ声を背に
私は万事屋を飛びだした

新「もう、銀さんったら」

神「銀ちゃんなんて知らないネ!」

神楽も定春を連れ、Aを追いかけに行った

銀「アイツにはまだ足りねぇんだよ・・・
  本当の覚悟が」

銀時は木刀をジッと見ていた










あ「意味わかんない・・・っ」

大雨の中
私は公園のベンチで体育座りをしていた

なんか、帰りたい
もう帰りたいよ

??「あれ、Aじゃないですかィ」

上を向くと沖田さんの姿があった

あ「沖田さん・・・」

沖「放置プレイですかィ?
  旦那も「違います」ッチ」

本当に性悪だなこの人

そう思っていると
何故か隣りに座ってきた

本能で危険を察知した私は
少し距離を取る様に左にずれた

沖「・・・」

あ「・・・」

何も話すことなく
沖田さんはただただ遠くを見つめている

そうだ、
沖田さんに聞いてみようかな?



・・・銀ちゃんと同じ、


刀を持つ者として

9話 ≪己の覚悟は己にしか刻めない≫→←7話 ≪案外、住めば都は本当らしい。≫



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作者名:クマLOVE&LAILA | 作成日時:2014年11月30日 1時

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