【銀魂】トリップ先は江戸でした。【第１章】 (ページ11)

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１０話　≪己の覚悟は案外、難しいもので。≫ ページ11

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真「お前等何者だ！！」

真選組の屯所の門には謎の三人組と一匹の大きい犬

三人「「「万事屋銀ちゃんだぁぁ！！文句あったぁぁあ！！」」

≪己の覚悟は案外、難しいもので。≫

屯所に乗り込んだ私

騒ぎを聞きつけた真選組の人達が
次々とこちらに向かってくる

私が持っているのは木刀
だけど相手が持っているのは本物の刀

〝怖い〟

稽古とは全然違う
これが実践っていう奴か

相手は殺気を出している
流石は武装警察
殺気だけで私は飲み込まれてしまいそう

だけどっ

〝人を護る事だって出来るのが刀だ〟

〝それを決めるのはテメェ自身だ
　お前の決めた事は何が何でも貫き通せ
　それが己の武士道って奴だ〟

ザッ

あ「ふぅ・・・」

私が護りたいのは、貫き通したい武士道はっ

あ「大切な人を護ることだぁぁ！！」

私は助走をつけて
真選組の人達に飛びかかる

カギンッガキンッ

ザシュッ

あ「っ」

肩に激痛が走る

痛い、今までにない痛さだ

あ「でも、なぁ」

真「なっ！」

あ「大切なものを失うよりは
　こんなの痛くもないっ！！」

ガキンッ

真「ぐわぁ！」

どんどんと来る部隊の人達を
無我夢中で倒していく

目的はただ一つ
銀ちゃんを助ける為

〝ボロボロになって、地を這いつくばってでも
　大切なものを護った事はありますかィ？〟

沖田さん

こういう事なんですか？

ザシュッ

あ「やぁっ！！」

私にはまだ分かりません
だけど、これだけは言えます

あ「やぁぁっ！！」

ガキンッガキンッ

私はただ

〝大切なものを人を護りたい〟

それが私の武士道です

神「A！後ろ！」

あ「え？」

振り返るとすでに刀が上にあった

殺されるっ

覚悟を決めて目を瞑った時だった

ガキンッ

？？「おいおい、町民きづつけるのが
　警察か？兄ちゃんよぉ」

広い背中
天然パーマの銀髪
そして、なんといってもこの声と匂い

あ「銀ちゃん・・・っ」

銀「よぉA
　お前のその恰好もなんだ
　いつから真選組に入ったんだ？」

そうだ
沖田さんの隊服を着ていた

慌てて脱ごうとしたが
後ろから襲ってきた

ガキンッ

銀ちゃんと背中がぶつかる