このマフィア、まさに才色兼備。 (ページ5)

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STAGE５ページ5

そんな日が続き、とうとう取引日の前日となった。
10：00 ＰＭ
佳椰「ほんじゃま、明日の事について話そっか」
四神ファミリーのミーティングが始まる。
利夜「まず、取引先はフィーグッシュファミリー、取引物は…」
【マリフ〇ナ】
利夜「まぁ他にも“コカイ〇”、“〇ピード”とかもあるけど」
薄々気づいていたかもしれないが、取引の物というのは違法〇物である。
佳椰「うぃー、で、どこ？」
利夜「凸凹会社の地下50階」
佳椰「こりゃまためんどくさい所にあるねぇ、現状では？」
葵香「まず玄関のドアに入る前の200㎡の敷地内に監視カメラが100個、ロビーに入ってから地下用のエレベーターに行くまでに約700ｍで65個、エレベーターには4つのカメラと盗聴器2つ、で、そっからは入れなかったの」
佳椰「エレベーターまで入れたのに？」
葵香「不審者が乗ったら扉が閉鎖されて開かなくなる仕組みだったの、言わば監獄状態よね、ま、自力で脱出できたけど」
佳椰「ん、おっけ、玄武、出来る？」
凛緒兎「お安い御用！でも乗っ取るのに大元になる装置をハッキングしないと行けなくて！直接じゃないとダメなんだぁ、だからそこはやってもらいたいな！」
佳椰「じゃあそれは朱雀に任せるねん♪」
葵香「はぁ～い」
佳椰「わっちと白虎は一緒に行動、その際に、社員としてとして潜入ね」
利夜「了解」
何故社員に成りすますのか、ここは無難に清掃員としてでもいいが、それだと直ぐにバレてしまう恐れがあるからだ、社員になれば、怪しまれることはまずないだろう。
利夜「(ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀｯ、ﾀﾝｯ！)玄武、これお願い」
そう言って白虎が玄武に渡したのは社員証を作るための情報だ、玄関を通る時には必ずこれを見せなければならない。もちろん、顔写真は全く知らない一般人のものを引用している。当日もマスクを着用するのだ。
凛緒兎「秒で戻ってくる！」
玄武は光の速さで部屋を出ていき、光の速さで戻ってきた。一体どういう仕組みなのか。