四十三話 ページ46
夢主 side
独歩「本当によかったの？荷物なんて持って貰っちゃって…」
『全然、大丈夫です！これくらいしないと私これから先、生きていけないので！』
独歩「そ、そこまで？」
あの後、私を助けてくれた独歩さんはどうや左手を軽く捻ってしまっていたらしく、私は思わず土下座しようとした。
でも、独歩さんに…
独歩「や、やめてください！それは俺だけで十分です！俺なんてそんなことされる価値なんて…」
と、言われ逆に困らしてしまった。それを含めてのお詫びとして荷物を家まで持たせてもらっている。
『本当にっ助かりました！ありがとうございます。』
独歩「そんな、俺はお礼をいわれるほどの人間じゃ…」
『それほどの人間なんです！私にとって！
独歩さんが何度自分を否定しようとも、私が何度だって肯定します！』
独歩「！？…ありがとう。ってあれ？俺、君に名前教えたっけ？」
『…。さっき店で名乗っていたのを聞きました。すみません。いきなり名前呼びなんて…』
思わず熱くなりすぎて普通によんじゃったよ。そうだよ。まだ名前聞いてないじゃん…
独歩「いや、全然いいよ。あっ着いた…荷物持ってくれて本当にありがとう。助かっ…」
ピリリリ
独歩さんが言い終わる前に彼の携帯が鳴った。
独歩「あっちょっとごめんね。もしもし？一二三か？あ〜、ちょっとトラブルでスーパーで少し手を捻ったんだよ。で、悪いが荷物を上に持って上がるの手伝ってくれ。えっ？それは親切な人に…うん…は！！？」
『！？』
小声で話していたかと思ったがいきなり大声を出すので少し驚く。
…何があった？
独歩「いやいや、突然そんなこと言われても…相手にも予定があるだろうし…。っておい！…切られた。」
『えっと〜何かあったんですか？』
独歩｢…実は今、同居している幼なじみがぜひ君にお礼がしたいから連れてこい、って言ってて…もし、予定がなければだけど…どうかな？」
…？
『いや！私がお詫びにしたことなのに、お礼なんて貰えませんよ！？』
そんなことしたら、私…罪悪感で死ぬよ！
すぐに断ろうとしたら…
独歩「そう言ってくれると思ったんだけど…あいつもう君の分の料理を作り始めたみたいで…逆に来てくれたら助かる。ダメ…だろうか？」
『うっ……わか、りました。もう、本当にありがとうございます。なんとお礼と謝罪を言えば良いのか…。』
独歩さんの無自覚な可愛い不意打ちにノックアウトされ断れなかった…
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トカゲ(プロフ) - あぁ！ほんとですね！教えていただきありがとうございますm(*_ _)mこの作品を読んでくれてとても嬉しいです(*´ω｀*) (2022年3月8日 15時) (
レス) id: ca1a7574d0 (このIDを非表示/違反報告)
萢 - すみません!16話の肌に離さずじゃなくて肌身離さずでは?という質問です。すごい面白いくて2周目きました。 (2022年3月8日 10時) (レス) id: 08d4531c1d (このIDを非表示/違反報告)
トカゲ(プロフ) - コメントありがとうございます✨お〜なるほど…なんか分かる気がします！みんなそれぞれ過去とか秘密とかあって正直私もヒプマイを知れば知るほど全員推せるんですよね〜(・ω・)いつか箱推しになりそうです(*´∀｀*) (2021年12月11日 13時) (レス) id: ca1a7574d0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - 推しを決めるのには10年はかかる (2021年12月11日 11時) (レス) @page2 id: 2f2e0ccdfd (このIDを非表示/違反報告)
トカゲ(プロフ) - おぉ！なんと��(*º口º*)!!夢主に似ているのですね！コメントありがとうございます✨よろしければこれからも読んでくれると光栄の極みです！m(*_ _)m (2021年11月14日 23時) (レス) id: ca1a7574d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トカゲ | 作成日時：2021年9月26日 14時
