七話 ページ9
一郎 side
俺には小さい頃から好きな子がいる。
それがAだ。
初めは変なやつだなっと思っていた。
出会った瞬間、天使やら心臓が止まるやら変なことを叫んでいたら誰でもそう思うだろう。
だが、話せば話すほど優しく、明るく、笑顔が素敵な女の子だったと分かった。話していると心地がいい。
そんな彼女にいつの間にか惹かれていた。
それは二郎と三郎もそうだった。二郎はともかく、めったに人に懐かない三郎だってA姉と慕っている。
彼女は誰にでも優しく、自分より他人を優先する。
おまけにとびきりの美少女だ。本人は自覚がないみたいだったが…
そんな彼女が学校でモテないはずがなく、小学校からモテまくりだった。
まぁ告白されてもAはなんで？と不思議そうにしていたが…
俺もいつか…。そう思っても今の関係が崩れることが怖くて、なかなか言えなかった。そうして、時は過ぎ、俺たちは中学生になった。
Aとは別のクラスになった。でも、行き帰りは一緒に登校してたから、寂しくはなかった。
それに、もうすぐ２年になる。次は一緒のクラスに…
いつものようにAと教室の前で別れ、自分の教室に向かう。
いつものようにつまらない時間が過ぎる…そう思っていると、もうすぐ授業が始まるのにAのクラスが何やら騒いでているのが聞こえた。
一郎「おい、どうしたんだ？」
気になってAのクラスのやつに聞くと。
モブ１「あっ一郎くん！実はAちゃんが〜くんにどっか連れて行かれてまだ帰って来てないの！」
モブ２「あいつ、桜木のこと異常に好きだったから何かあったんじゃないかって心配で…」
一郎「！？」
A！ ダッ！
モブ３「一郎くん！？どこ行くの！？」
いても立ってもいられずAを探す。
どこだ、どこに行った…！
あちこち走っていると…
『痛っ！』
とAの声がかすかに聞こえた。
一郎「！？体育館裏か！」
急いでそこに向かうと、Aが男に首を締められているのが見えた。
その瞬間今まで感じたことの無い怒りが込み上げてきて
男「ぐはっ！」
気づいたら俺はAを襲っていた男を蹴飛ばしてした。
打ちどころが悪かったのか、男は気絶する。
よくも、よくもAを！
『ゲホッゲホ！…はぁ、はぁ。』
Aの声に我に返り急いで駆け寄る。
一郎「A！大丈夫か！」
『一郎…？どうして…？』
文字数…
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トカゲ(プロフ) - あぁ！ほんとですね！教えていただきありがとうございますm(*_ _)mこの作品を読んでくれてとても嬉しいです(*´ω｀*) (2022年3月8日 15時) (
レス) id: ca1a7574d0 (このIDを非表示/違反報告)
萢 - すみません!16話の肌に離さずじゃなくて肌身離さずでは?という質問です。すごい面白いくて2周目きました。 (2022年3月8日 10時) (レス) id: 08d4531c1d (このIDを非表示/違反報告)
トカゲ(プロフ) - コメントありがとうございます✨お〜なるほど…なんか分かる気がします！みんなそれぞれ過去とか秘密とかあって正直私もヒプマイを知れば知るほど全員推せるんですよね〜(・ω・)いつか箱推しになりそうです(*´∀｀*) (2021年12月11日 13時) (レス) id: ca1a7574d0 (このIDを非表示/違反報告)
みゅう(プロフ) - 推しを決めるのには10年はかかる (2021年12月11日 11時) (レス) @page2 id: 2f2e0ccdfd (このIDを非表示/違反報告)
トカゲ(プロフ) - おぉ！なんと��(*º口º*)!!夢主に似ているのですね！コメントありがとうございます✨よろしければこれからも読んでくれると光栄の極みです！m(*_ _)m (2021年11月14日 23時) (レス) id: ca1a7574d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トカゲ | 作成日時：2021年9月26日 14時
