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一話 ページ2

「 沖田隊長ォォオオ!!A総長ォォオオ!!何処ですかァァア!!.........全く、あの人達は一体何処へ行ったんだか。ほんと困るなぁ。」


俺は山崎退。一応真選組の観察方。これでも優秀、だといいな。なんて思うそんな俺が必死になって隊長達を探している理由。それは少し時間を遡る。今から一時間程前。


「 ザキ!!!!ザキは居るか!? 」
「 はい!只今!何か御用でしょうか? 」
「 あぁ、来たか。すまないな。俺は説明が下手だから詳しい事はトシから聞いてくれんか? 」


片膝を付き、忍者の様に颯爽と現れれば、真剣な表情と声をした局長がそう述べた。確かに、詳しく、且つ簡潔に説明をするならば副長が適任だろう。早速話を聞こうと体をそちらへと向けるが、其処に居た副長は何時にも増して悪人面、いや。怖い顔して怒気を顕にしていたのだ。正直とばっちりを食らいそうなので出来ることならば関わりたくない。というのが俺の本音だ。けど、空気的にそうもいかない。副長の機嫌を損ねなければ大丈夫。と自分に言い聞かせ副長に恐る恐る話し掛ける。


「 ふ、副長。一体何があったんですか...? 」
「 あぁ、実はな。幕府から命が下りた。だが、それも詳しい事情を明かさずに真選組の主戦力を貸して欲しい...ってな。」


ひとつ、大きな溜息をつき話し始め、終わればまた大きな溜息をつく副長。この人は何回溜息を付くのだろうか。きっと溜息ばかり吐いているから幸せが逃げてるんだろうな...なーんて、副長に言える訳も無いその言葉を飲み込む。


「 ...怪しいですね。なんの話も無しにいきなり主戦力を貸して欲しい、なんて。そこで奴等の動機を探って来いって訳ですね? 」


二人の言いたい事を察した俺はそう答える。


「話が早くて助かる。山崎、頼んだぞ。」
「はい!この山崎退、命に変えても情報持って帰ってきます!!!」
「すまんなぁ、ザキ。いつもお前に危ない任務ばかりやらせて。」
「いえ、!これも使命ですから!!」


今回は大きな仕事になりそうだなあ、と考えた。とまあ、そう言った事情があり、真選組の主戦力組である沖田隊長とA総長を血目になりながら探しているのである。あの二人の動向なんて全く分からない、何処をどう探せばいいのかお手上げ。とは思いつつも放ったらかしにすることも出来ず、俺は歩みを進めた。

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黒猫♪♪(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!更新楽しみにしてます! (2018年2月3日 13時) (レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 続きが気になって仕方ありません!!! (2016年12月27日 22時) (レス) id: 7676931304 (このIDを非表示/違反報告)
磯辺もち - こんにちは!。わたし暗殺教室と銀魂大好きでこういう作品待ってました!。本当面白いです。これからも楽しみにしてるんで更新頑張ってください。応援してます!。長々とすみませんそれでは!(・ω・)ノ (2016年3月30日 20時) (レス) id: 7d9637dffb (このIDを非表示/違反報告)
血紅桜 - 超楽しみにしてますね!!(返信は大丈夫ですよ) (2016年3月26日 16時) (レス) id: b0ef7b1cd8 (このIDを非表示/違反報告)
きちせ(プロフ) - 血紅桜さん» おああああああ!!!!!!!!コメントありがとうございます!!応援して下さるとは感謝感激ひなあられです!!!(古い)オチはですねー、銀魂キャラの中から決めようと思ってまして、候補としては、真選組のメンバーから決めたと思ってますww楽しみにしてて下さい(( (2016年3月26日 15時) (レス) id: 8c878fdf7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろくま | 作者ホームページ:   
作成日時:2016年3月26日 13時

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