100点取ったら付き合って！

6 ページ6

・






YG 「 ……あ、初めまして。
Aさんの家庭教師のミン・ユンギです 」



JN 「 初めまして。
Aの彼氏のキム・ソクジンです」



『 もうっ、オッパ！？
彼氏じゃないし、もう帰ってよー！！』







ユンギ先生が来る10分ほど前、
インターフォンが鳴って外に出てみると
オッパの姿があった





何か用があるのかと聞けば
家庭教師に会いたいなんて家に上がり込んできた



帰ってよーって押してみても
オッパは力強いし肩幅広いし(？)
簡単に追い返すことが出来なくて結局今に至る









YG 「 おまえ、彼氏いたんだな」



『 違います！！
昔からお世話になってるただのオッパです！！』



JN 「 おいそこの家庭教師！！
可愛いAをおまえって呼ぶな！！」



YG 「 …あぁ、すみません」








耳のうしろを掻きながら
めんどくさそうにオッパを見てるユンギ先生


そんなオッパはわたしを自分の方に引き寄せて
肩に手を回して来るから重いし暑い。









『 ねぇオッパがいると勉強できないよ』









腕を引き離しながら言ってみるけど、



JN 「 変なことしないか見張るべきでしょ。」



帰る気がありません。





もう、ユンギ先生と二人きりがいいのに。

オッパのバカ野郎！！！








YG 「 じゃ、居ないものとして扱いますねー。
ほら、課題やったか？」



『 あ、やりました！』



YG 「 おー見せてみろ 」








完璧にやったつもりのノートを見せてみる



赤ペンを持って丸つけしてるユンギ先生の横顔を
ずーっと眺めるのはわたしのお気に入り









YG 「 なぁ、おまえすごいわ」


『 へ？？』


YG 「 見事に全部間違ってる」






目があって褒められると思ったのに
この馬鹿さ加減に絶望されたかもしれない。







・

7→←5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す