夏の思い出は知っている Secondstory

ご褒美 ページ3

「アーヤ！」
この声は…
「よかった。探したよ。…って言っても、僕もみんなの場所わからないけど…。」
やっぱり小塚君だ！よかったぁー！

彩「見つけてくれてありがとう！よかった…」
小塚「とりあえず、電話してみるよ。…………………………繋がらないね。」
彩「うん。私もそうだったの。」
小塚「そっか。じゃあ、メールいれとくよ。」
あ、メールという手があるじゃない。ちゃんと考えないと…
彩「うん。ありがとう」
小塚「じゃあ、このまま合流しなかったら、2人で花火見よっか。」
彩「そうだね。」

〜その頃のみんな〜
若武「アーヤと小塚がいない！事件だ！」
上杉「頭冷やせバカ。事件もなにも、はぐれただけだろ。」
黒木「いや、ある意味事件かもよ。アーヤと小塚が一緒に居たら…ね…このままだと花火始まるよ。」
翼「いい雰囲気だったらどうする？ってか携帯見た？連絡きてるかもよ。」
若武「本当だ！アーヤと小塚から着信1件ずつある！お…小塚からメールだ。なになに…『アーヤと一緒にさっき買った綿あめ屋の近くにいるよ。』だと！今すぐ行くぞ！」
上杉「おい！待て！一方通行だぞ！戻ると花火見れないぞ！」
若武「花火よりもアーヤたちのところに行くぞ！」
翼「まあまあ、ここの花火綺麗だから見ようよ。今回は小塚に譲ろうぜ。ご褒美ってことで。」
黒木「美門に1票。悔しいけど、男ならこれくらい我慢しろよ。」
上杉「そうだな。若武の負け。諦めるんだ。」
若武「ちっきしょ〜！」

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