【沖田総悟】真選組の美男美女カップル観察日記２

74日目 ページ34

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元々の傷と3人の夜兎に付けられた傷でボロボロになった私は抵抗も虚しく拷問部屋のようなところに連れてこられた。だが、何か真選組の情報や政府についてを聞かれることもなく、ただの暴力を受けていた。麻痺していたため痛みはそんなになかったが、なによりも意識を保つのが大変だった。

そこに奴がやってきたのだ。



神威「久しぶりだネ、A」

『・・・会ったの、数日前・・・、でしょうが、』

神威「辛うじて意識がある感じかナ？流石俺が見込んだ女だね」



「あ、あの、団長！俺達は仕事に・・・」


自分の上司だというのに怯えたように逃げようとする彼らを神威が睨みつける。



神威「待ちなよ。誰が傷つけていいって言ったの？」



コイツの指示じゃなかったのか。じゃあ何で私を探してたんだ？探してた、というのも彼らの嘘だったのだろうか。それとも、また求婚でもされるのか、と自意識過剰な事を考えて現実逃避してみるも状況は変わらない。





『で、私に何の用？』

神威「そうだった！これを試そうと思ってネ」



そう言って神威が取り出したのは小瓶。中に液体が入っているが、何かの薬か？




神威「ちゃんと俺の事見ててね」



無理矢理上を向かせられ、液体を喉に直接流し込まれる。飲んではいけないとわかっていたが、なすすべもなく飲んでしまった。神威の言葉を最後に私の意識はプツンと切れた。

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