71日目 ページ31
沖田side
土方のせいで色んな場所へ行くことになってしまい、疲れているであろうAを病室まで送り届けて、病院のロビーで今日わかったことを話す。
土方「団長の探し人ってことァ、春雨第七師団で間違いねェな」
近藤「少しずつだが思い出してるし、この調子ならすぐだな！」
近藤さんの話を聞き思い出すのは、Aが目を覚ました時のこと。いつもは頭が痛くても顔をしかめる程度のアイツが頭を抱えるほどの頭痛だ。本当に無事に記憶が戻るのだろうか。どうしても不安がぬぐい切れない。そんなことを考えているとわずかだが、何かが鼓膜を刺激した。
沖田「今何か音が聞こえやせんでした？」
近藤「音？いや、聞こえたか？トシ」
土方「空耳じゃねーのか？」
俺しか聞こえていなかったのか。空耳かもしれねーが、もしそうじゃなかったら・・・。
もう後悔はしたくねェ。
沖田「Aの病室見てきやす」
土方「あ、オイ！総悟！」
土方の止める声が聞こえるが、振り向くことなく走る。やはりさっきの音は聞き間違いじゃなかったらしい。病室に近づくにつれて音がどんどん大きくなっていく。
抜刀し、病室に突入すると、人影が2つ。それが誰のものかなんて言わずとも知れていた。
沖田「モテねェ野郎は女の扱い方もわかんねェんですかィ？」
『沖田！！』
神威「もう来ちゃったの？」
沖田「自分の女が夜這いされてるってのにじっとしていられるかよ」
できる限りの抵抗をしたらしく、息が上がっているA。その前に立ち、神威と対峙する形になった。
神威「Aの記憶がないうちに連れて帰ろうとしたのに失敗しちゃったネ」
沖田「そう易々と・・・
・・・は？」
神威の言葉に違和感を覚える。記憶がないうちに・・・失敗！？ってことは・・・
Aの方を見ると、当事者のくせに驚いたように目を見開いている。
『記憶が戻ってる・・・』
沖田「・・・マジでか」
俺達が驚いている間に逃げた神威の野郎はほっとくとして、床に座り込んでいるAの手を引き、立ち上がらせる。
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ふに - どタイプな作品です！ (2021年9月15日 15時) (
レス) id: 67a56933bc (このIDを非表示/違反報告)
二酸化酸素(プロフ) - 就活生！頑張ってください！上から目線すんません (2021年7月8日 22時) (レス) id: f6be19e74d (このIDを非表示/違反報告)
真選組しか勝ちません☆ - とってもこの作品大好きです！続きがとっても気になります！失礼ですが、早く、更新頑張ってください！応援してます！ (2021年7月7日 18時) (レス) id: c62e9bede7 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - とても続きが気になる作品ですね。応援しています。 (2021年2月15日 16時) (レス) id: 291812b26e (このIDを非表示/違反報告)
シオン - すみませんがリクエストをしてもいいですか？ (2021年1月18日 1時) (レス) id: 5d193de02d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涙輝 | 作成日時：2020年8月5日 17時
