【沖田総悟】真選組の美男美女カップル観察日記２

特別な日 ページ22

時刻は丁度日付が変わる少し前。真選組の大部屋からは男達の騒ぎ声が聞こえている。

この日は毎年のことだから慣れてはいるが、近所迷惑にはならないのだろうか。いつか苦情入れられそうだ。



そんな声を聞きながら、私はあと数刻で主役となる人物を探して屯所内を回っている。



『いた』

沖田｢今年はぎりぎりじゃねーか｣

『そう思うなら毎年違う場所で待つのやめてよ』


月明かりに照らされながら、ちびちびと酒を飲む沖田。
色々と文句はあるけど、とりあえず間に合ってよかった。


『はい、これ』

沖田｢開けていいかィ？｣

『どーぞ』


私が言うと、包装紙からプレゼント感漂う袋を開ける。あまり顔に出ない沖田だが、なんとなくワクワクしてくれてるのかな、と思う。

今年のプレゼントは財布である。なるべく沖田の趣味に合わせたつもり。


『どう？』

沖田｢旦那にたかられても奢っちまうくらい、気に入ったぜィ｣

『なら良かった。


誕生日おめでとう。今年もこの瞬間を一緒に祝えて嬉しいよ』

沖田｢一生祝わせてやるから安心しろィ｣



プロポーズかよ、と思ったが、口に出しても否定しないのだろう。言うだけ無駄だ。



『じゃ、戻るよ。近藤さん達もプレゼント用意してるだろうし。

というか、なんで毎年毎年いなくなるの？探すの大変なんだけど』


沖田｢…教えねー｣





(俺を探すために屯所中を駆け回るお前が愛おしいなんて言ってやらねーぜィ。

来年はどこで待っててやるかな、なんてな)


＊＊＊

沖田君誕生日おめでとうございます！！



本編の方全然更新出来なくてすみません、、、
一応就活生で忙しくて(＞_＜)

長期休みに入れば少し落ち着くと思うので、もう少し待っていただけたら嬉しいです




関係ないんですが、趣味のお友達が欲しくて
もしTwitter始めたらフォローしてくれる優しい方いますか、、、？

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