【沖田総悟】真選組の美男美女カップル観察日記２

58日目 ページ17

銀時side



Aは神楽に気をつかって名前は出していなかった。だが、神楽もそこまで子供じゃねェ。

野生の勘もあるだろうが、人の噂などで春雨が江戸にいた事は知っていた。そしてAの傷から夜兎で間違いはないだろう、と自分の中で確信していたはずだ。


お妙｢....ちょっと待っていてください｣


お妙はそう言うと1人で病室に入っていった。しばらくすると深刻な顔で出てくる。


近藤｢お妙さん....？｣


お妙｢Aさんの傷が、

あの日、ボロボロの状態でうちに来た時と同じ場所がほとんどだったわ｣



ということは、まだ治りきっていない傷をやられて、捕まったということだ。これで犯人は絞れた。やることは1つだな、という意味を込めて土方と目を合わせて病室と反対方向に歩き出す。



土方｢行くぞ山崎｣

山崎｢はいよ！｣

神楽｢万事屋も始動アル！｣





沖田｢俺も行きやす｣

近藤｢総悟はここにいろ｣


即答でここにいろ、と言われた沖田君。最善とは言わないが、俺もそれがいいと思う。神威のやつが病院に来ないとも言いきれない中、Aを守るという仕事を任せるのは沖田君が1番だ。


だが、そんなことを冷静に考える余裕は沖田君にない。


沖田｢俺はっ((｣


近藤｢総悟、俺はお前に戦力外通告をしてる訳じゃねェ。戦力の一つとしてここでAちゃんを守ってくれ｣


沖田｢っ！！....任せてくだせェ｣




沖田君が納得したところで仕事開始だ。

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