87日目 ページ7
ミツバ姉さんはそういうが、私は沖田が我が儘なのはミツバ姉さんのせいではないと思う。ミツバ姉さんは沖田の姉だ。
そして、唯一の肉親だ。唯一が甘やかしてやらなければ息をつく場所がなくなってしまう。
そういう意味ではミツバ姉さんは模範的な家族だと思う。
あれはどちらかというと近藤さんや土方さんのせいだ。沖田はこの人達なら許してくれる、と思ってしまっているのだろう。私は甘やかさないが。
ミツバ「ホントはあなたも友達なんかじゃないんでしょ。無理矢理つきあわされてこんな事・・・」
銀時「アイツがちゃんとしてるかって?してるわけないでしょ、んなもん。仕事サボるわ、Sに目覚めるわ、不祥事起こすわ、Sに目覚めるわ」
『旦那、2回も目覚めてます』
銀時「ロクなモンじゃねーよ、あのクソガキ。一体どんな教育したんですか」
銀時「友達くらい選ばなきゃいけねーよ。俺みたいのとつきあってたらロクなことにならねーぜ、おたくの子」
旦那の言葉にミツバ姉さんと目を合わせて笑う。この人もお人好しなのだ。
ミツバ「おかしな人。でも、どうりであの子がなつくはずだわ。なんとなくあの人に似てるもの」
?「オイ、てめーらそこで何やってる?」
そこに現れたのは、
ミツバ「と、十四郎さ・・・」
『ミツバ姉さん!?』
土方さんと、アフロの山崎だった。
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作者名:涙輝 | 作成日時:2023年3月20日 16時