真選組の美男美女カップル観察日記【沖田総悟】

22日目 ページ26

沖田side



目が覚めるといつもと変わらない天井。だけど、なんで寝てんだ？




『あ、起きた？』

沖田｢....｣

『なんでって顔してるね。熱あんのに誰にも言わないから気絶させた』




朝から頭痛いと思ったら熱のせいか。てか、よく気づいたなコイツ。それも乱暴だし。まあ、仕事サボれるのは嬉しいが、熱があるのはだるい。




『熱測っといて。お粥持ってくるから』

沖田｢おう｣




水の入った桶を持ちながら部屋を出ていくソイツを見送り、熱を測る。


ピピッという機械音がなり体温計に映し出されたのは



沖田｢....38.6度｣

『結構高いね』




いつの間にか戻ってきていたAに聞かれていたらしい。そんなAの手には白い湯気を立てたお粥が。




『食べれそう？』

沖田｢....｣




Aの問いかけに答えずにただお粥を見つめる。おれも熱のせいで参ってるらしい。









....食べさせてほしい、なんて。



『はい、口開けて』





俺の考えてることが伝わったのか、俺にスプーンを向けて言うA。いつもなら何か言うがそんな気力もなく口を開けた。

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