殺し屋少女のブラック本丸建て直し (ページ20)

今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:13,099 hit

18話目目覚めページ20

ドドドドッ...！！

「冤罪！！マジで！何もしてない！！」

一期「うちの弟を泣かせたでしょうが！！」

「誤解だって！！前任みたいな事して無いし！！」

明石「当たり前やろうが！！」

「わかっとんかい！！なら追いかけるの止めてもらえます！？！？」

長谷部「それとこれは別だろう！！」

「全然別じゃないですけど？！？！」

信濃「待って！いち兄誤解だから！」

後ろで信濃が叫んでいる。

「ほら！信濃くんもああ言ってるじゃんか！！」

かれこれ30分近く走り回っている。体力には同年代よりかは有り余っていると自負しているつもりだったけど徹夜プラスフル稼働でライフはほぼゼロに近い。寝不足でふらふらするし。

不動「あ！おい！前見ろ！！」

「え」

目の前に川=落ちる

(ふっ…またかよ…)

バッシャーン！！
ーーーーーーーーーー
「パチ)ん、ここは…...ありゃ...随分と刺激的な目覚めで」

寝起きではあるが流石に首に刀を突きつけられれば目が覚める。

薬研「あ！いち兄！それに長谷部の旦那も！何してんだよ！！ダメだって言っただろ！」

2人は怒った薬研に追い出された。

薬研「すまねぇ…入るなって言ってたんだが…」

「や、大丈夫。兄弟が泣いてたから怒ってるんだよ」

薬研「悪い…そうだ気分はどうだ？」

「へーき…ちょっとふわふわしてるけど」

薬研「アンタ川に落ちたんだよ」

(3回目…)

薬研「鶴丸の旦那が気付いてすぐに回収してくれたんだが中々起きなくて心配してたんだ。それで乱が泣いてななだめるのが大変だった。主にいち兄を」

「原因それか。長谷部さんの方は？」

薬研「不動がアンタ落ちたの助けられなかったのは俺がダメ刀だからだって泣いた」

「……うん。まぁ家族想いなのはいい事だよ。うん…」

げっそりした様子のAに申し訳なさが募る薬研。

「そういえばもう1人は？あの〜…くにゆきさん？」

薬研「あぁ、明石の旦那は蛍丸と愛染に怒られてる」

「明石さんだけ立場が弱い…」

薬研「と、まぁこんな感じだな。あの3人には後で謝るように言っとくよ」

「いや、いいよ。刀突きつけられかねないし...(遠い目」

薬研「ほんっとにすまねぇ！」