41話 ページ49
41話(人2)
轟｢あ、神崎。ここだ｣
｢うぉー、待った？！｣
轟｢いや、俺もギリギリで出たから…。…雰囲気違うな。｣
｢え、あ、変？｣
轟｢……いや、別に｣
轟くんと合流してから、服についてなのか髪型についてなのか、褒められたのかなんなのか…
にしても轟くんも私服カジュアルでかっこいいですね！！？
何気に同い年の男の子と二人で出かけるのは初めてなもんで、今になって少し緊張する。
轟｢いくか｣
｢だねー｣
轟くんに連れられて着いたのは、モールにある蕎麦屋さん。
轟くんによるとここが美味いらしい。
轟｢蕎麦二つ｣
店員｢かしこまりました〜｣
店としてはあんまり混んでいなかったが、たしかに蕎麦は美味しかった。
｢うわうまっ。今まででダントツ一位…｣
轟｢今までの一位は何処だったんだ？｣
｢ここの隣町だよ。コシがあって美味しかったんだ〜｣
轟くんと蕎麦の店について軽く情報交換して、三十分もしないうちに食べ終わった。
｢このまま帰るのも時間的に早いし勿体ないし…うん、轟くんが良かったら一緒にモール回らない？｣
轟｢ああ。…どこ行く？｣
蕎麦屋を出て、服屋の前あたりを｢そうだなぁ〜｣とウロウロしていた時だった。
轟｢…あれ｣
｢っ、すみま…｣
相澤｢こちらこ……｣
『あれいきましょ！』
誰かとぶつかった…って、あああああ相澤先生…？と、メアリ…？
｢(っほんっと、すいません！)｣
相澤｢(忘れろ！散れ！)｣
｢(喜んで！)｣
相澤先生はメアリさんに服を引っ張られて去っていき、私は轟くんに腕を絡ませてその場しのぎの嘘をついた。
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作者名：まりやと時雨 x他1人 | 作成日時：2018年8月16日 14時
