不釣り合い?_araki ページ1
Aさん『』
あなめ・・・「」
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〜会社終わり〜
…雨か。
傘持ってきてないどうしよ。
あらきさんに連絡する?いや、あらきさん忙しいだろうし…
走ってくか…
〜あらきさん宅〜
『ただいま〜』
「おかえr…めっちゃ濡れてるじゃないっすか!!傘持って行かなかったんですか!?連絡くれたら迎え行ったのに…」
あらきお母さん…
『迷惑かなって…別にこのくらい大丈夫ですよ。』
「もうッあんたいつもそうじゃないすか!たまには頼ってくれていいんすよ!?はいッ!タオル!お風呂の準備してくるから!待っててくださいね!?」
別に大丈夫なのに…
でもあらきさんのこういう尽くしてくれるところも好きだったりする。
そんなこと考えて髪を拭いていると焦っている様子のあらきさんが私の服を持ってこちらに向かってきた。
「お風呂今、貯めてるんで。はい、これ。服持ってッテください。」
『ぁ、ありがとうございます?』
〜お風呂場〜
お風呂に浸かっていると色んな事考えちゃう。
会社のことやら、人間関係。
勿論、あらきさんのことも。
あらきさん、私にはもったいないくらい素敵で、かっこよくて、何でもできて…
いわゆるスパダリというやつなのだろう。
そんなこと考えていると意図せず目から涙がこぼれ落ちていた。
あれ、私なんで泣いて…
会社に行くのが辛いから?
人間関係に疲れたから?
あらきさんは…私なんかとは"不釣り合い"…だか…ら?
こんなこと考えるのはやめよう。
そう思い私は湯船から上がった。
「お、上がりましたね。髪乾かしましょうか?」
『ぃ、いえ!大丈夫です。自分で乾かすので。』
「今日くらい甘えていいんですよ?ほら、ここ来てください。」
あらきさんはそう言い、あらきさんが座っている前へと私を誘導した。
「乾かし終わりましたよ。」
『ありがとうございます…!!』
「いーえ、ご飯食べましょ?ちょっと冷めちゃったんでレンチンしてきますね。」
『え、あ、はい!』
「温めましたよ〜。」
『美味しそ…ありがとうございます…!』
「座ってください?温かいうちに食べましょ、冷めちゃいますよ。」
「『いただきます。』」
『安定に美味しい…』
「それは良かった。」
『いつも、いつもありがとうございます。』
「きゅ、急っすね…。こちらこそ。」
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続きます!誤字、脱字等あればご指摘いただけると助かります!
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作者名:白音。 | 作成日時:2022年9月19日 0時