君の記憶の片隅に

第五話･過去編 ページ6

Aside









『御館様ッ！！』









私はあの後、すぐき烏を飛ばした









御館様の元に戻ったのは昼頃で、急遽柱合会議が開かれた









無惨に接触経験のある炭治郎も呼ばれ、
皆緊迫の空気に顔を顰めていた









御館様｢皆、急に呼び出してすまなかったね。さて、善は急げだ。報告してくれるかい？A｣









『はい』









私はその日、鬼舞辻無惨に付けられた首の痣を隠す為布をまいていた









その布を取る









首の痣を見て、その場にいた者全員が言葉をなくした









『御館様……ご報告致します。鬼舞辻無惨との接触に成功致しました。ですが……しくじりました。物陰から隠れて見ている事に気付かれ、首を絞められました。力では全く叶わず、、ですが……』









御館様｢……どうしたのかな？そんな辛そうな顔して……何を言われたんだい？｣









『……求婚されました』









柱｢｢｢なっ！？！？！？｣｣｣









『相手の目的は分かりません。
……近い内に私を迎えに来る、と……
あの時私は藤の花を持っていたのにも関わらず、無効な様でした……』









しのぶ｢藤の花が無効！？そんな、じゃあこの屋敷にも平気で入ってこられるということですか？｣









『うん、目眩しを使っていても、アイツは私の匂いを覚えてる。それを辿って来るはず……ですから、御館様、私がこの屋敷に居るのも御館様の身に危険が及びます。なので当分は一人で誰も居ない山へ行こうと思っています』









私がそういうと、御館様は困った様に笑った

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