第１７８話 ページ40
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「ここが冥界か？」
「にしては､周りが真っ白だね｡」
真っ白で､何もない場所｡
本当にここが冥界なの？
「ああ！待ってましたよ！鬼の子達！」
突然現れたのは､美しい白い翼をもつ女の人｡
微笑みながら近づいてくる｡
「天使？」
「あっ！当たり！私は四大天使の一人､ミカエル｡冥界への案内係を勤めるわ｡よろしくね｡」
おいでと手招きをされ､私達は大人しくついていく｡
「ここは冥界じゃないんですね｡」
「ええ｡ここは天界と冥界の狭間｡少し歩いた先に冥界があるのよ｡」
すると持っていたかばんがモゾモゾと動いた｡
顔を出したのはケルちゃん｡
「ケルベロス？！あなた一体どこにいたの？！」
ミカエルさんはケルちゃんを抱き上げる｡
「アォン！」
「ドジったって…はぁ…とにかく無事で良かったわ｡マザーが心配していたのよ？」
タカさんが言うには､マザーとは鬼神を指すらしい｡
マザー｡一体どんな人なんだろう｡
「ここよ｡」
連れてこられたのは､ポツンと立っている大きな扉｡
「ここを通れば､冥界に着くわ｡準備はいい？」
「「はい！！」」
扉をあけた瞬間､そこに広がっていたのは…
「…街？！」
「ええ｡冥界にもちゃんと街はあるのよ？じゃないと､冥界に住んでいる人達が居られないわ｡」
もちろん天界にもね｡とミカエルさんは笑って言った｡
歩いている人達は､鬼人ばかり｡
商売をしていたり､友達と遊んでいたりと､普通の人のように暮らしていた｡
「あの世と言えど､暮らしかたは人間とかわりないわ｡」
「罪人を罰しているところは何処なんだ？」
「もう少し先よ｡マザーもそこにいるわ｡」
着いたのは､大きな屋敷｡
街から少し離れていた｡
「ぎゃぁ……ぁ……！」
屋敷から悲鳴が聴こえるのは気のせい…
「ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁ！！」
じゃなかった｡
「ここが罪人を罰しているところよ｡」
屋敷に入ると､少し血生臭い臭いが立ちこめていた｡
「何度来ても､慣れないなぁ…」
「マザーって怖いですか？」
「怖くないわ！とてもお優しい方よ！」
すれ違う鬼人達に挨拶をされる｡
そしてついに､マザーに会う｡
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リツ(プロフ) - 酒恋女さん» そんなにですか！！ご愛読ありがとうございます！この小説を読んでくれるってだけで嬉しいです！これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月22日 7時) (
レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
酒恋女 - リツさん！！！！！！！すっごく感動しました！！！！もう"ひまわりな君へ"を読むとき、片手からティッシュが離れませんでした！！！！！！！これからも更新を楽しみにしています！アンとえと！！！！頑張れ！！！！ (2018年3月22日 0時) (レス) id: 39f73519ea (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - 三村友里亜さん» 嬉しいお言葉！励みになります！ありがとうございます､頑張ります！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
三村友里亜(プロフ) - 毎回楽しんで読ませてもらってます！これからも頑張ってください！ (2018年3月7日 21時) (レス) id: c7ded62622 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - miチョコさん» コメントありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月22日 7時) (レス) id: 14d43f0686 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リツ | 作成日時：2018年1月13日 23時
