【銀魂】お稲荷さんとお巡りさん【沖田総悟】

上の空 ページ13

貴方side


｢君も馬鹿ではない。少し考えてみな｣


この言葉が頭から離れない



沖｢……い…おい！｣


貴｢え…？｣


沖｢俺の話聞いてやした？｣


貴｢少し考え事をしていた…｣



総悟が話をしている時何も頭に入ってこなかった


このまま総悟とは会わない方が…


でも…



離れたくない…



貴｢もしわらわがいなくなったらどうする？｣


沖｢考えたくねぇことだな…｣


貴｢お前は人間だ。これから先いい女をみつけて結婚もするだろ？いずれわらわの存在も忘れてしまう。｣


でも総悟のことを考えるとこれがいいのかもしれない



総悟がこれで幸せになるなら…



貴｢ならもう会わないことにしないか？｣



多分声は震えていた


本当は一緒にいたい


沖｢それ、本心…？｣


本心じゃない…


沖｢みんな俺から離れていくんだな…｣



そう呟いた



沖｢俺はAを忘れねぇ。俺はお前と離れたくない｣


貴｢総悟…｣


沖｢それにお前よりいい女なんていねぇだろ｣


そう言って少し笑顔を見せる


涙が出てきた


貴｢ありがとう…｣


沖｢え？｣



総悟に抱きついた



貴｢ありがとう…｣


嬉しかった…


貴｢わらわも離れたくない…｣


沖｢なんだよ…｣


総悟は手をまわして抱きしめてくれた



沖｢キスしていい…？｣

総悟の顔を見て小さく頷いた




総悟は優しいキスを長くしてくれた

覚悟→←つかの間の終わり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す