【銀魂】お稲荷さんとお巡りさん【沖田総悟】

つかの間の終わり ページ12

貴方side


随分と飲み総悟は寝てしまった


人間にしてはよく飲む


総悟の髪の毛をなでる

綺麗な髪の毛を



？｢人間がこんなところで何してるのかな？｣


目の前にいたのは


貴｢大烏…｣


烏｢そんな嫌な顔しなくてもいいだろ？｣


へらへらしながら近づいてくる

こいつは不思議なやつだ


人間にも狐にも加担しない

言わば中立


そして何もわからない


烏｢風邪ひいちゃうよ、この人間｣

そう言いながら近づき隣に座る


烏｢もうこいつとは会うな｣


真面目な声で言う


貴｢関係ないだろ｣


烏｢君のことを思って言っているんだよ｣


貴｢勘違いするな、総悟とは何も無い｣


烏｢本当かな〜顔まで見せておいて？｣


貴｢それは…｣


何も無い訳ではない

わらわは総悟のことを特別な存在と思っているだろう…

烏｢人間が死ぬことになるよ｣


何も言えない


総悟ともう合わなければ…



烏｢君も馬鹿ではない。少し考えてみな｣



そう言って立ち上がると強い風が吹きあいつは消えて行った




さっきの幸せな時間は別れのためのものだったのか


貴｢総悟…｣


その声は暗闇に消えていった

上の空→←ひと時

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す