ひと時 ページ11
沖田side
沖｢おーい、いるかー？｣
神社に入り適当に呼びかけいつもの境内に座る
貴｢お前も暇じゃのぉ｣
沖｢まぁな｣
と言いながら出てくるA
貴｢持っているものはなんじゃ？｣
沖｢あ、これか？｣
今日もってきたのは
沖｢酒だ｣
貴｢たまにはいいな｣
嬉しそうに言う
貴｢待っておれ｣
そう言って立ち上がり神社の中に入り何かを漁ってくる
貴｢これでよいか？｣
そう言って見せるのは綺麗な杯だった
沖｢いいのか？｣
貴｢酒を飲むためのものだ｣
そう言って杯を渡す
沖｢お面、取らねぇの？｣
貴｢顔が見たいのか？｣
沖｢まぁな｣
まだ1度も見たことのない顔
貴｢酒も飲みたいし…｣
後ろで紐を解きお面を外す
真っ白な肌
黒くて大きな瞳
紅を指したような赤い唇
全てが綺麗だった
沖｢べっぴんさんに酌をしてもらえるとは俺も幸せもんだな…｣
貴｢からかうのではない｣
少し笑ってみせる
貴｢今夜も月が綺麗だ｣
そう言って上を見上げる
月明かりに照らされた姿はAを初めてみた夜を思い出す
貴｢まるで、お前と会った日の夜みたいだ｣
沖｢わかってたのかよ、俺だってこと｣
貴｢当たり前だ｣
あの時この場所に来なかったら出会わなかっただろう
貴｢助けてよかった。総悟と出会えてよかった｣
杯に注いだ酒を少しずつ飲む
沖｢Aと出会えてよかった｣
俺も酒を少しずつ飲む
そして互いに酒をつぎ足す
そんな普通の酒飲みだが
最高に幸せなひと時だった
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麗(プロフ) - 百合さん» ありがとうございます！少し今忙しくて更新出来てませんがそのうち更新します！ (2018年3月17日 18時) (
レス) id: 9213169c82 (このIDを非表示/違反報告)
百合 - 続き気になる〜ーー(>_<) (2018年3月11日 13時) (レス) id: 82ec0c9b7c (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 恋姫-ここな-さん» ありがとうございます！頑張りましょう！ (2018年2月13日 19時) (レス) id: 9213169c82 (このIDを非表示/違反報告)
恋姫-ここな-(プロフ) - 続きがすごく気になります!私も小説を書いているので、お互い頑張りましょう! (2018年2月13日 19時) (レス) id: 1bf0eee3cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗 | 作成日時：2018年2月13日 18時
