【銀魂】だってかわいいから【悪女】

知ってる(38話) ページ38

Aside




乙｢沖田さんと付き合ってるのに浮気するんですか？｣





台所で仕事をしていると乙が話しかけてきた


最近おとなしいと思ったら…






貴｢なんの話？｣




乙｢知ってるんですよ、他の隊士に手出したって｣





この前の脅したやつか





貴｢あれは、嫉妬させたの｣


乙｢嫉妬させる？させる必要あるんですか？｣



貴｢私はあなたと違って追いかけられる女なの｣




女ってのは追いかけられるもの




乙｢あっそ…｣





少し不機嫌そうに後ろを向いた





貴｢私も知ってるの…あなたが沖田さんに言いよってるって｣



乙｢そんな…｣




貴｢別にいいけど…｣




乙｢どうしてですか！なんでどうでもいいんですか！沖田さんのこと好きじゃないんですか！｣





いきなり大声を出した





乙｢私の方が絶対好きなのに…｣




その場で崩れ落ちた






貴｢だって沖田さんが好きなのは私だから｣



乙の近くに行き笑顔で言った






貴｢別に沖田さんにいいよってもいいけど、もうあなたのものになることもないから｣








あんな女には負けない



沖田さんは私しかみないの






乙｢悪女って最悪｣



貴｢それでも男はよってくるの｣






性格が悪くたっていい


悪女でもいい



それでも私のことを見てくれるから





乙｢Aさんに言っておきます。女ってのは性格も大事だし案外追いかけるのも悪くないんですよ｣





それを私に言うの？



むかつく…




何が言いたいの…







貴｢じゃあ一生追いかけてれば？｣








そう言って台所を出た








横目で見た乙の顔は少し笑っていた気がした

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