3年Z組不良少女！

阿伏兎はもう一回ダブるんだろーな ページ12

私side




ｻﾞｯﾊﾟｰﾝ




『だっはー 疲れたー』




傷しみるな〜


私も高3だしそろそろ進路決めないといけないのかな


入学の時からやり直したい…


でも阿伏兎みたいにダブるのやだし……




ｶﾞﾗﾗｯ




威「A〜 俺も入るヨ〜」




ｻﾞﾊﾞﾝｯ




ﾌﾞｸﾌﾞｸﾌﾞｸｯ




『へっ…うっ…あﾞあﾞっ……ぶっ…』




考え事してんのにいきなり入ってくるから溺れたじゃん！


お風呂で溺れるとか人生初だよ！




ｻﾞﾊﾞｯ




すると溺れてる私を抱き上げてくれた




威「何してるの？馬鹿なの？」


『助けたあとの第一声がそれなの？』


威「思ったことを言っただけダヨ」


『まァいいけど いきなり入ってこないでよ 女が入ってんだよ？』


威「別にいいデショ 見たことあるし後で見るんだし」


『だから今日はやんないって』


威「喧嘩のあとの仲直りってことで」


『喧嘩なんて日常茶飯事だし普通のカレカノと喧嘩の域が違うから』


威「俺達にとっていい関係じゃん それにお互い恋愛感情で好きなんだし」




いきなり恋愛感情で好きとか言われて少し照れくさく、鼻の辺りまで浸かり、口でブクブクする




威「それも可愛いヨ」


『アンタの笑顔って渇いてるね』


威「そうかな？Aには自然な笑顔で接してるつもりだけど」


『ふーん…』


威「でも俺からしたらAの笑顔は冷たいヨ」


『んー……まァお互いの心はわかんないじゃん 好きってことが通じ合ってるだけマシでしょ』


威「そうだネ 俺はAのこと嫌いになるつもりないから」


『……私もだよ』




……コイツ今日デレ期来た？


いや、コイツの場合年中デレてるような気がする


そんなことより、




『何事もなかったように湯船に浸からないでよ 髪も体も洗ってないでしょ』


威「Aが洗ってヨ」


『髪だけなら』


威「えー」


『ワガママ言うんだったら洗わない』


威「お願いしマース」




コイツは赤ちゃんかよ

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