修学旅行2日目 ページ35
稜雅side
朝の6時
俺は祐基の声で目が覚めた。
祐「…ごほっごほっ…はぁはぁ…」
「！？祐基、大丈夫か？」
発作が出てたから急いで薬と水を渡した。
祐「はぁはぁ…ありがと」
薬を飲んだら発作は治まってきたみたい。
祐「稜雅、起こしちゃってごめんね…」
「そんな事気にすんな。どうせ、いつもこの時間に起きてるから。それよりも体調大丈夫か？」
祐「うーん…ちょっと厳しい…かな…」
「そっか。じゃあ、今日はホテルでゆっくりするか。」
祐「稜雅は水族館行ってきてよ！楽しみにしてたじゃん。」
「別に4日目と5日目も自由行動の日だし、水族館には今日行かなくても行けるから。」
祐「え、でも…」
「祐基、まだ遠慮してるわけ？前に俺は祐基を家族と思ってるって言ったよな。家族には遠慮なんていらないから。甘えたければ甘えれば良いし、わがままも言って良いんだよ。祐基は我慢し過ぎなの。少しは頼れよな。」
祐「…ありがとう。」
コンコン
あ、誰か来た。ドアを開けに行く。
ガチャ
海「やっほー！！」
拓「おはよ。」
結「おはよー」
皆が俺らの部屋に来た。
佑「祐基、今日は調子どう？」
祐「うん、今日は厳しいかも…」
佑「そっかー。ちょうどゆっくり沖縄の景色見たいと思ってたんだよね〜」
祐「…佑亮？」
佑「ほら、ここのホテルからは海も見えるし！」
晃「せやな〜。沖縄のこのゆったりした時間が好きやねん。」
太「晃一、昨日初めての沖縄やのに。笑」
晃「太陽！それ言ったらあかん。せっかく格好良く決まったのに…」
茉「決まってないわ。笑」
祐「皆…ありがとう。」
この日はホテルからあまり離れずに、ゆったりと過ごした。
こんな日もあって良いかも！って思った。
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作者名：スピカ | 作成日時：2015年11月13日 22時
