【鬼滅の刃】その剣士、内通者につき要注意！

21話 負のスパイラル ページ23

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よぉ守銭奴女！柱合会議以来だな」
「…お久しぶりです宇髄さん。その呼び方やめて頂けませんか？」

「わりぃわりぃついなぁ…
にしても上弦の鬼を討伐する為にお前と合同任務になるとはよ。人生って派手に何があるかわかったもんじゃねぇな！｣

「こんな偶然、宇隨さんの奇抜なセンスほど派手ではありませんよ。」

「そう褒めるなよ」

「褒めてません。」



先日、○○地区に十二鬼月が潜伏している可能性があるとの伝令が入った。

その地区は都市外れにあり、人口は400名ほどの小規模な町だ。

なんでもその地区では夜な夜な男が、ときには女子供が消えているそうだ。

これは何があると思い御館様が甲や巴の階級にある隊士をおくるも消えた者や、更には鬼と手掛かりさえ掴めなかった。

被害は分かっているだけでもゆうに20を超えてしまっている。

そこで上弦の鬼が巣食っている可能性が高いと判断され、柱三名で偵察を行う事になった訳だ。

白喰A、宇髄天元、不死川実弥の3名で。


が…


肝心の不死川実弥が居ない。



｢宇髄さん、不死川さんはどちらに？｣

｢あいつは別任務中だとよ、それを片したら合流する予定だ。｣

｢なるほど｣


やはり柱ともなれば多忙である。
柱が三名の予定が同時に合うのは難しいようだ。

十二鬼月が居るかもしれないと言うのに、このていたらく。



(柱がどんどん殺されていくわけだ。)



負の連鎖に呆れてしまう。


そう哀れんでいた数時間後…



「わぁ、お嬢ちゃん凄いね！今のどうやってやったんだい？」

「まさか、本当に仙女様なのですか…？」


「…」

私はたくさんの歓声の中、潜入任務で仙女として、独演会を行わされていた



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