検索窓
今日:21 hit、昨日:0 hit、合計:51,519 hit

15話 ページ16

「そういえば、さっきありがとね」


"ユキ"をケースに戻しながら彼にお礼を言っても


アヤト「はぁ?何のことだよ」


とぼけられた


「助けてくれたしクインケも持ってきてくれた。それに…」


"サポートもしてくれた"と彼を見ると顔を隠すように後ろを向きポケットに手を突っ込んでいた


アヤト「…別に。お前のためじゃねーし。勘違いすんな」


彼はクインケをわざわざあの用水路から持ってきてくれたらしい


先ほどの喰種と戦闘中の時は"俺がサポートに回る"と小声で教えてくれた


「本当にありがとう」


頭を下げると私の足元の先に彼がたっていた


「?霧島アヤト、何か用((アヤト「アヤト」え?」


アヤト「アヤトって呼べ。フルネームは好きじゃない」


と彼は言った


「……アヤト」


彼がじーっと見てくるので言わざるをえなかった


アヤト「ん、よし」


"よくできまちたねぇ〜"馬鹿にした口調をしながら私の頭を撫でた


「っ!子供扱いすんな!!」


バシッと彼の手を払うとパシッと今度は手を掴まれた


アヤト「うわっ…お前の手首ほっそ!!きめぇ!!」


「キモいって何だよ。つか霧…アヤトの手めっちゃ冷てぇ」


手首から彼の体温を感じた


彼の手は私以上に冷たかった


アヤト「うっせぇなぁ…」


"冷え性なんだよ"バツが悪そうに呟いた


「大丈夫。手が冷たい人ってね心があったかい人なんだって」


アヤト「俺じゃん」


「なわけ」


アヤト「おい」


そんな下らない話をしている時あることに気がついた


「あ…電話しなきゃ…」


アヤト「電話?」


"誰にだよ"と不満げに眉間にしわを寄せた


「喰種界で有名CCGの死神。私の上司」


アヤト「ッチ…戦いたくねぇやつNo.1決定だな」


"電話するから静かにね"と彼に一言残し私の上司、有馬に電話をかける

16話→←14話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
51人がお気に入り
設定タグ:東京喰種 , 霧島絢都 , アヤト
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴえまる - 泣いたぁ、、、すごい神作です、もうじゃんじゃか絢都君の作品作ってください!(土下座) (2021年3月27日 21時) (レス) id: 5f8bad78b3 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - こんな神作初めて見ました!! (2018年8月6日 10時) (レス) id: a7f7363153 (このIDを非表示/違反報告)
- 最後感動して泣きました!素晴らしい、、、!こんないい作品見たことなかった!これからもいろんな作品期待してます(#>ν<#) (2017年8月20日 11時) (レス) id: b36f274895 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - 澪海さん» 閲覧、コメントありがとうございます!!!!本当、最後まで読んでいただいて感謝しかないです…もう一度アヤト君落ちで書かせていただきますのでもしよろしければそちらもよろしくお願い致します!!!! (2016年3月3日 23時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
澪海(プロフ) - 完結お疲れ様です!最後感動しました!良かったです! (2016年3月3日 1時) (レス) id: f7b705405a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桜雪 | 作成日時:2016年1月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。