10話 ページ11
アヤト「…ハトのくせに…共存だぁ?」
"笑わせんな!!"赫子を出し彼は私に向かって攻撃を放った
でも彼の攻撃は私をギリギリ避けて後ろの壁に突き刺さった
「…なんで当てないの?」
"殺せたでしょ?"と聞くと彼は睨みながら私に聞いた
アヤト「じゃあなんでお前は避けなかった!!」
「君が当てないと信じてたから…かな?」
彼はフリーズしてから目を閉じて笑った
アヤト「お前さぁ…頭いかれてんじゃねぇの?」
「健康診断は異常ないよ」
アヤト「本当…お前も平和ボケとか…めんどくせぇな」
そう思ってないような顔をして彼は頭を掻いた
彼の赫子は羽赫だった。とても綺麗で見惚れていて避けたくはなかった
でもすぐに引っ込ませ彼は座った
アヤト「はぁ…共存なんて…無理に決まってんだろバーカ」
「どうして?」
アヤト「自分の脳みそフル回転させて考えろボケ」
つまり彼が言いたいのはこうだ
人間→人間以外の物を食べ栄養を摂取する
喰種→人間でなければ栄養を摂取できない
=喰種は人間にとって脅威の存在、生活を脅かす獣同然
「…でも、仕方ないじゃん」
アヤト「仕方ない?」
「だって…人間しか食べられないんでしょ?」
"理屈上おかしな点はないよ"と彼を見るとポカンとした
アヤト「…くっくっくっ…あははは!!!」
アヤト「おまっ…えさぁ…wwww本当に頭いかれてんじゃねぇか?wwww」
と腹を抱えて笑い始めた
「確かに喰種は罪のない人間を殺す…でも喰種の中にも罪のない人はいると思うよ」
"自ら命を絶った人の死体を食べて自分では殺さない人とかね"
"だからニュースでは事件扱いじゃなく喰種として報道され偏見される"と話して私は少し悲しくなった
アヤト「なんでお前が悲しんでんだよバカみてぇ」
彼は立ち上がって私に背を向けて歩き始めた
アヤト「……おら。早くしろよノロマ」
突然振り向いて彼の声は静まった用水路によく響き渡った
「どこにいくの?」
アヤト「決まってんだろ」
"俺たちでも飲めるもの"それだけ言って彼は私に近づき手首を掴んでどこかへ連れて行かれた
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ぴえまる - 泣いたぁ、、、すごい神作です、もうじゃんじゃか絢都君の作品作ってください!(土下座) (2021年3月27日 21時) (レス) id: 5f8bad78b3 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - こんな神作初めて見ました!! (2018年8月6日 10時) (レス) id: a7f7363153 (このIDを非表示/違反報告)
朝 - 最後感動して泣きました!素晴らしい、、、!こんないい作品見たことなかった!これからもいろんな作品期待してます(#>ν<#) (2017年8月20日 11時) (レス) id: b36f274895 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - 澪海さん» 閲覧、コメントありがとうございます!!!!本当、最後まで読んでいただいて感謝しかないです…もう一度アヤト君落ちで書かせていただきますのでもしよろしければそちらもよろしくお願い致します!!!! (2016年3月3日 23時) (レス) id: 5715002957 (このIDを非表示/違反報告)
澪海(プロフ) - 完結お疲れ様です!最後感動しました!良かったです! (2016年3月3日 1時) (レス) id: f7b705405a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜雪 | 作成日時:2016年1月12日 23時