今日:10 hit、昨日:23 hit、合計:60,765 hit
小｜中｜大
Ep.39 ページ39
伊野尾side
無理やり顔を向かされて、思いっきり大嫌いって言ってやったのに、
山田の顔はぼやけてはっきり見えなかった
·····俺、泣いてる、？
「そんな顔で言われても説得力ないから」
「ん、やめろ、はなせっ」
「離さない｣
顔を挟んでいた手は後頭部に回されて、そのまま抱き締められた
腕の中でもがいても、力が強くて離れられない
嫌いなのに、離してほしいのに、
「お前なんかきらい、だいっきらい、はやく離せよぉっ、」
「はいはい、」
言葉とは反対に、涙がどんどん溢れてきて、もう抵抗するのをやめた
山田に抱き締められているのが、心地よくて嬉しかった
鼓動、体温、声、仕草
山田の全てに包まれた俺は、隠れていた気持ちにやっと気づいた
「ほら、俺の目見て、·······ねぇ、俺のこと
「好きだよっ、ばか、」
_&
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「山田涼介」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナギ.×
| 作成日時：2018年6月3日 1時
