あつあつ ybhk ページ3
八乙女side
ピピピッ、ピピピッ····
「····37.7℃、はぁ」
寒い中家中大掃除したら、見事に引いてしまった風邪
もしかしたら、今年は熱とともにハッピーニューイヤーかな
気だるい体を起こして冷蔵庫を開ける
·····あ、やぶのプリン、食べよ
思考回路なんていつも以上にふわふわで、プリンの美味さに何故か泣きそう
やぶは仕事中、俺が起きる前に行っちゃったから熱があることは知らない
でも無性に声が聞きたくなって、開いたスマホ
『はーい』
「やぶ···」
『え、だいじょぶか?』
「なにが」
『体調悪いだろ、熱とかある?』
やぶって言っただけなのに、電話越しなのに
俺の体調をすぐに見抜くところが好き
「微熱だけど、ちょっとある」
『仕事早めに上がらせてもらうから、なんか欲しいもんとかある?』
欲しいもの·····あ、·····でも、
·······熱あるし、体調悪いし、
そう、体調悪いから
ちょっとくらい、甘えてもいいよね
「やぶの体温」
『すぐ帰る』
こたつでぬくぬく、きっと俺のことを考えてるやぶを想像しただけで幸せな気分
今年もあとちょっとで終わるし、はやくぎゅってして
「______だいじょぶか光っ!!」
「はやっ!」
_&fin
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作者名:ナギ.× | 作成日時:2021年12月31日 10時